ECサイトの設計課題
2026-05-21 11:15:42

ECサイトユーザビリティテストが示す問題点と改善策

ECサイトユーザビリティテストが示す問題点と改善策



2025年に実施された20サイトのECサイトを対象にしたユーザビリティテストの結果、驚くべき事実が浮かび上がりました。初回訪問ユーザーが目的の商品に辿り着く確率は、わずか8.1%という低さです。この結果は、ECサイトの導線設計やユーザビリティに関する重大な課題を告げています。

テストの概要


この調査は、株式会社SIBLABが行ったもので、61名の被験者を対象にしたスマートフォンによる対面テストが実施されました。対象となったのはアパレルや建材、雑貨、家具などの多種多様な20のECサイトです。

主な結果


テストでは、ユーザーはトップページから1回のプロセスで商品に辿り着けるかを確認しましたが、61名中5名(8.1%)が成功したのみ。91.9%のユーザーは目的の商品にたどり着けず、そのうち約20%は挫折してサイトを離れました。この結果は、実際の離脱率がさらに高いことを示唆しています。

課題の明確化


テストで明らかになった課題は以下の3つです。

1. レコメンド機能の不具合


一部のユーザーは、レコメンド機能を前提に「似た商品を見れば、おすすめされるだろう」と考えました。しかし、このレコメンドエリアが商品探索のストーリーを無視しているサイトでは、ユーザーの迷子状態が多発しました。

2. 絞り込み検索機能の未活用


商品一覧に戻ったユーザーのうち、絞り込み検索を使用したのは約6割にとどまり、理由として「気づかなかった」「面倒だ」「過去に使えなかった経験がある」が挙げられました。これは、ユーザビリティの改善が必要であることを示しています。

3. ハンバーガーメニューの欠陥


検索機能に気づかなかったユーザーは、ハンバーガーメニューに格納された絞り込み検索機能が影響していました。特にスマートフォンでの閲覧時には、このメニューの使用率が極めて低いことが明らかとなり、ボトムナビゲーションとの併用が効果的なことが確認されました。

提案される改善策


これらの結果を踏まえ、以下の改善策が提案されています。

1. レコメンド機能の見直し


レコメンドに掲載する商品の選定には、「ユーザーニーズ」だけでなく「商品探索のストーリー性」を考慮することが必要です。これにより、ユーザーは商品の比較や評価をしやすくなります。

2. 絞り込み検索の促進


絞り込み検索のカテゴリー設計を見直し、ユーザーの曖昧なニーズを明確にすることで、使用頻度を高めるべきでしょう。これにより、ユーザーはより簡単に目的の商品を見つけられるようになります。

3. コンテンツ配置の工夫


ハンバーガーメニューへの簡易的なコンテンツ格納を避け、ボトムナビゲーションを効果的に活用することが重要です。これにより、ユーザーの利便性が向上し、サイト離脱率の低下につながります。

まとめ


このテストから得られた結果と提案は、ECサイトの設計に対する重要なインサイトを提供します。ユーザビリティの改善によって、初回訪問者の体験を向上させることが求められるでしょう。ECサイト運営者は、これらの課題を把握し、適切な改善策を講じることが成功の鍵となります。今後のさらなる研究と実践に期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
株式会社SIBLAB
住所
大阪府大阪市中央区本町4丁目4−17RE-012 5F
電話番号
06-4256-1699

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