ハイレゾとアニソンの人気
2017-12-21 13:00:14
2017年の音楽配信市場で注目のハイレゾトレンドとアニソン人気
2017年の音楽配信トレンド
音楽配信サービス「mora」は、2017年における音楽配信市場のトレンドを明らかにしました。今年は特にハイレゾ音源の人気が顕著で、前年比で140.5%という成長を遂げています。この成長の背景には、旧譜のリマスタリングに加え、名盤のハイレゾ配信が積極的に行われていることが挙げられます。
12月には、音楽界のレジェンドであるThe Beatlesがアルバム『Sgt. Pepper‘s Lonely Hearts Club Band (Deluxe Anniversary Edition)』をハイレゾ音源として初配信し、デイリーランキングで1位を獲得。今後もハイレゾ音源の供給が増えることが期待されています。
また、iPhoneからのハイレゾ音源の購入金額も前年同期比188.5%と著しく増加しています。新たなiPhoneモデルの発売が影響を与え、ユーザー層が一層拡大した結果、ハイレゾ音源の購入が促進された形です。データ容量の問題が軽減されたことや、通信キャリアのプランが改善されたこともブームの要因となっているようです。
さらに、Sony Xperiaはハイレゾ対応機種の累計販売台数が1,359万台に達し、スマートフォンでのハイレゾ音源購入がさらに日常化すると予想されます。このように、ハイレゾ音源は従来のCDを超える高品質な音楽体験を提供し、音楽ファンの間で根強い人気を誇っています。
アニソンが絶好調
2017年のハイレゾ音源ダウンロード数TOP100内では、78曲がアニソンで占められ、全体の約78%がアニメ・声優関連の楽曲でした。これは、アニソンファンが高音質を求める傾向が影響しているといえるでしょう。さらに、年間約300本の新作アニメが制作されたことや、アニメ音楽番組「アニ☆ステ」の放送が始まったことが、アニソンの人気を後押ししています。
ハイレゾ音源の今後と人気アーティスト
moraでは、「ハイレゾ音源を配信してほしいアーティストは誰か?」というアンケートを実施し、その結果、水樹奈々が1位に輝きました。この他にも、B’zやMr.Childrenなどの名だたるアーティストが続いており、特に米津玄師や星野源など、幅広い層にハイレゾ音源に対する認識が広がっていることが示されています。
音楽におけるハイレゾの重要性、特にその音質は従来のCDを大きく上回るため、楽器や歌声のディテール、ライブの臨場感を体感することができ、リスナーに新たな感動をもたらしています。
ハイレゾ音源の魅力は、今後も多くのリスナーに支持されることでしょう。このトレンドを生かし、音楽ファンに素晴らしい体験を届けるためのサービスがますます充実してくることに期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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株式会社レーベルゲート
- 住所
- 東京都港区赤坂9-6-35
- 電話番号
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