三菱地所プロパティマネジメントが「エコファニ」を運営開始!
1. はじめに
三菱地所プロパティマネジメント株式会社(MJPM)が2024年10月からオフィス家具の引取・販売サービス「エコファニ」の運営を開始することになりました。このサービスは、資源の有効活用と廃棄物削減に寄与し、循環型社会の構築を目指すものです。今回は「エコファニ」の全容に迫り、MJPMが共に提供する新たなサービスメニューについても詳しく見ていきます。
2. 「エコファニ」とは?
「エコファニ」は、利用されなくなったオフィス家具を企業から引き取り、検品や清掃を経てリユース家具として販売するサービスです。三菱地所グループ内での「新事業提案制度」によって生まれたこのサービスは、まだ使える家具が不必要に廃棄される現状への問題意識からスタートしました。2022年から本格展開を始め、多くの法人や個人に対して、オフィスのレイアウト変更時などに必要な家具を提供しています。
このサービスではいくつかの主要な展開があり、一般的なリユース家具販売のほか、オフィスの空室対策として家具をセットアップする「セットアップリーシング」や、様々な商業施設での出店サービス「エコファニGO」などがあります。これにより、総合デベロッパーとしての特徴を活かしながら、多岐にわたるニーズに応えることを目指してきました。
3. 新たな運営の展望
MJPMが「エコファニ」を運営することで、これまで以上に機動的なサービス供給と顧客への提案が実現可能になります。MJPMサービスソリューション推進部は、入居しているテナントに向けて満足度を向上させるために、深いリレーションを築くことに注力しています。今後は「エコファニ」の運営を通じて、この役割をさらに強化し、サービスメニューの拡充を図る方針です。
特に注目すべきは、オフィステナントが所有する家具を清掃する「エコファニの家具クリーニング」や、商業施設の空き店舗に短期間出店する「エコファニストリート」など、新たに展開される姿勢です。これにより、オフィスビルの管理運営におけるソリューションメニューはより一層充実し、環境への配慮も強化されるでしょう。
4. 「エコファニ」の具体的な取り組み
「エコファニ」は、ショールーム兼倉庫として「丸の内Base」及び「池袋Base」を設置しています。ここでは、常時約2000点の家具が展示され、訪問者は実際に商品を見て触れることが可能です。また、「エコファニGO」のイベントも展開します。出張型の家具体験イベントを通じて、参加者が最新のオフィス家具を直接体験し、インタラクティブな体験を提供しています。
今後、新たに「エコファニストリート」という施策も導入予定で、この取り組みでは無人販売を試行することも計画されています。これにより、リユース品の普及と廃棄プラスチック削減の取り組みが実現され、サステナビリティへの貢献が期待されます。さらに、東京都が推進する「サーキュラーエコノミーの実現に向けた社会実装化事業」にも参加することで、広範な社会貢献を図ります。
5. まとめ
三菱地所プロパティマネジメントが運営する「エコファニ」は、今後さまざまな新規サービスを展開し、循環型社会の発展に寄与することを目指しています。資源の有効活用とテナントの満足度向上、そして環境への配慮が融合するこのサービスは、今後も注目されるでしょう。企業としての社会的責任を果たしつつ、持続可能な未来へ向けた取り組みが期待されます。