超理系的仕事術とは
東京大学で原子力工学の研究を重ねたジャスティン森氏が提唱する“数式を使った仕事法”は、複雑な問題を整理するための新しいアプローチです。この手法のコアには、数学の普遍的ルールがあるため、言語や文化を超越したグローバルなツールとして活用できます。
仕事を「数式」で考えると、どういった利点があるのでしょうか?まず、数学では四則演算が世界共通であるように、数式もまた国や環境を超えて同じ価値を持つのです。つまり、特定の問題を数式化することで、具体的な解決策を見つけ出すことができます。この発想は、著者が自身の経験から得た教訓に裏打ちされています。
数式で仕事を考える理由
著者は、過去に情報の整理ミスがあったことから、数式の重要性に気づきました。特に、ゼロを掛けたら結果がゼロになるという基本的なルールが、業務でも同じように適用されるのです。このシンプルな真理を理解したからこそ、「重要な構成要素を数式化する」という思考法を導入したのです。
数式で表現するとは、無駄を削ぎ落とし、重要な要素に集中することを意味します。本書では、その手法を具体的に示しています。重要なことに注力するためには、必要ない要素を取り除き、全体の構造をシンプルに保つことが求められます。
著者の経歴と本書の内容
トピックの一部として、森氏の経歴も重要です。彼は、研究者としてのキャリアを経て、外資系コンサルタントとして10年以上の経験を重ねています。その後、日系企業でR&D部門と経営企画の責任者に就任し、現在は売上1,000億円規模のライフサイエンス企業でフィールドを広げています。
本書の目次
1.
仕事は「数式」で考えると、結果を出せる!
複雑な問題も整理できる思考法の紹介。
2.
他で頑張っても、「ゼロ」を掛けたら結果はゼロ!
「掛け算系」の数式の重要性。
3.
「数学」では答えは同じでも、「仕事」では順序が大切!
「順番系」の数式とその影響。
4.
頭の中のフワフワした考えも、「数式化」すればスッキリ!
仕事の数式の作り方。
5.
ご機嫌になる極意
最後に、仕事を楽しむためのヒント。
本書は、単なる理論だけでなく、実際に応用できる具体的な方法論が詰まった一冊です。数式が持つ普遍性を通じて、どんな問題にもアプローチできる力を養えることでしょう。
書籍情報
タイトル: 仕事は「数式」で考える
著者: ジャスティン森
発売日: 2024年11月29日
定価: 1,980円(税込)
ISBN: 978-4-413-23383-5
森氏の数式的思考法を学んで、あなたも理系的な仕事術を身につけてみませんか?