超小型ローラチェーン「エプシロンチェーン」が世界最小を達成
大阪に本社を構える株式会社椿本チエインが、2024年10月1日に新たに発売する「エプシロンチェーン™ステンレス仕様」が、ついにギネス世界記録に認定されました。このチェーンは、驚異のサイズを誇るその名称が示す通り、商業用のローラチェーンとしては最も小さいことが公認されたのです。
世界最小のローラーチェーン
「エプシロンチェーン」のピッチはわずか1.905mmで、前モデルであるRS11のピッチ3.7465mmに対して、約半分のサイズを実現しています。この小型化の成功により、今まで困難であった極狭なスペースでの動力伝達が可能になりました。これにより、産業用ロボットや医療機器、福祉機器などの機械設備において小型化や高精度化を促進し、製造現場の省人化や省力化に貢献することが期待されています。
認定式の様子
この偉業を祝う認定式は、2024年9月20日に京田辺工場(京都府)で行われました。式には椿本チエインの代表取締役社長である木村 隆利氏と開発メンバーが出席し、ギネスワールドレコーズから認定証が授与されました。この瞬間は、会社にとっても大きな意味を持つものであり、未来の技術革新への期待を高めるものでした。
使用例と将来展望
「エプシロンチェーン」は、医療機器やロボットハンドなどの動力伝達機構においてその小型化と高精度化が求められる現場で特に役立ちます。この製品が普及することで、より多くの機器が小型化され、効率的かつ安定した運用が可能になるでしょう。また、この進歩は製造業全体においても、生産性の向上に寄与することが期待されます。
詳細情報
この画期的な「エプシロンチェーン」に関する詳細は、椿本チエインの公式サイトにてプレスリリースが公開されています。新技術を駆使したこの商品が、産業界にどのような影響を与えていくのか、今後の展開に注目です。
お客様からのお問い合わせは、商品企画部の巻掛伝動商品企画課までお気軽にどうぞ。電話番号は0774-64-5268です。ぜひ、この新たな技術の可能性を体験してください。