関西大学野球部の110年の歴史を振り返る夏季特別展

特別展「関西大学野球部1915→2025」のご案内

関西大学博物館では、野球部の歴史を紐解く夏季特別展「関西大学野球部1915→2025」が現在開催されています。この展示は、関西大学体育会野球部創部110周年を記念したもので、特にOBである村山実氏のご遺族から寄贈された貴重な資料が展示されています。

村山実氏の遺品とは？

村山氏は1936年に生まれ、1998年に亡くなるまで、長い間野球界で活躍してきました。その間、阪神タイガースの投手や監督として多くの記憶を残しており、本展ではユニホームやキャップ、他約20点の遺品が紹介されます。これらは一般公開されることが少ない貴重な資料です。

野球部の誇る歴史

関西大学野球部は1915年に創部され、初の全国制覇を目指して数々の名勝負を繰り広げてきました。特に1931年には関西六大学連盟を結成し、翌年には六大学リーグで初優勝を果たしました。さらに、1956年には村山氏を擁して全日本大学野球選手権大会で初の全国制覇を達成しました。

展示の詳細

特別展では、村山氏と関大野球部の歴史を振り返る貴重な写真や、優勝盾・トロフィーの展示があります。そして、この機会に現在のプロ野球選手に関する資料も併せて展示されています。展示される選手たちには、元阪急の山口高志氏や、大阪タイガースを経て阪神で活躍した岩田稔氏、オリックスの野口智哉選手、中日の金丸夢斗選手などが含まれています。

会期・場所・入場情報

この特別展は2025年7月21日から10月4日まで、関西大学博物館特別展示室（千里山キャンパス内）で行われています。入場は無料で、開館時間は午前10時から午後4時まで。どなたでも気軽にお越しいただけます。また、土曜日の開館日もあり、特別な曜日では8月3日も開館しています。

本展は、関西大学野球部の栄光の歴史を知り、村山氏をはじめとするOBたちの功績を再認識できる貴重な機会です。ぜひ一度訪れてみてください。