JTBとマネーフォワードの強力な連携が実現
JTBグループの経費データ連携プラットフォーム「J’sNAVI Jr.」と、マネーフォワードが提供する「マネーフォワード クラウド経費」とのAPI連携が開始されました。この連携により、企業の経費精算業務が一段と効率的になることが期待されています。
連携の背景
JTBビジネストラベルソリューションズ(JTB-CWT)は、これまで約2,000社の大企業を対象に、ビジネストラベル管理(BTM)サービスを提供してきました。今回の連携は、経費精算の利便性をさらに高めることを目的としており、従来の手入力や領収書の添付といった煩雑な作業を削減します。これにより、出張時の経費精算がよりスムーズに行えるようになります。
連携のメリット
具体的には、出張利用時の実績データが自動連携されるため、手入力作業が大幅に軽減されます。出張旅費精算の作業は多くの企業にとってストレスの種ですが、簡素化されることで生産性向上が期待されています。例えば、経費精算のデジタル化により、不正利用の防止やコスト削減にも寄与します。
J’sNAVI Jr.の機能
「J’sNAVI Jr.」は、経費精算に必要な出張手配データやカードの利用明細を中継するクラウド型プラットフォームとして多くの企業に導入されています。導入企業は300社を超え、経費処理の効率化に資する機能を提供しています。手入力や領収書の添付を必要としない点が、ユーザーにとっての大きな利点となっています。詳細な情報は公式ウェブサイトで確認できます。
マネーフォワード クラウド経費の利便性
一方、マネーフォワードが展開する「マネーフォワード クラウド経費」は、企業の生産性を高めるとともに、ガバナンス強化を目指した経費精算システムです。このシステムは電子帳簿保存法にも対応しており、ペーパーレスな環境へのシフトを進めています。カード明細や交通系ICカードのデータを自動取得できるため、経費の立替から従業員への送金まで、すべてがキャッシュレスで完結可能です。
企業のコメント
JTB-CWTの芳野室長は、マネーフォワードとの連携によって、オートメーション化された経費精算業務が利用できるようになるとコメントしています。今後も両社は連携を強化し、さらなる経費データ活用の取り組みを進めていく方針です。また、マネーフォワードの渡辺部長も、この連携を通じてより多くの人々に手間のかからない出張手配から経費精算までの体験を提供できることを嬉しく思っています。
まとめ
JTBとマネーフォワードによる新しい連携技術は、経費精算の業務プロセスを大きく変える可能性を秘めています。企業が導入すれば、業務の効率化だけでなく、従業員の負担軽減にもつながることでしょう。今後の展開に注目です。