全国の小学生を対象にした新しい食育授業
株式会社永谷園が、全国47都道府県の小学1〜2年生を対象に「朝ごはんの大切さ」を学ぶ食育授業を2024年10月から約6か月間にわたって実施することを発表しました。この企画は、朝ごはんを食べることの重要性を理解することで、特に「朝が苦手」の子供たちに、「朝ごはんを楽しむ」きっかけを提供することを狙いとしています。昨年度と比べて約8倍もの応募があり、参加予定の児童は約45,000人に達する見込みです。
食育授業の内容
今回の授業では、時間がないために朝ごはんを食べることができないといった悩みを抱える低学年の児童を対象に、楽しく朝食の重要性を学びます。授業はスライド資料やクイズ、ワークショップを用いて行われ、1コマ45分の内容で展開されます。具体的には「朝ごはんの大切さ」と「朝に適切な食事」という2つのテーマに基づいて、各学校の教職員は提供された教材を活用しながら授業を進めることができます。
授業の実施が決まっているのは全国から希望を募った423の小学校で、これは前年度の55校から大幅に増加した結果です。永谷園は、食育を通じて15万人以上の子供たちにアプローチすることを目指しています。
授業の反響
実際の授業を受けた児童たちからは、以下のような感想が寄せられています。
- - 「授業が楽しかった!朝ごはんがとても大事だと知った。」
- - 「朝、お茶づけを食べてきました。お母さんも一緒に食べました。」
これに対して、授業を担当した先生からは、
- - 「朝ごはんを毎日摂ることの重要性が児童に意識されていて嬉しいです。」
- - 「お昼の授業後に、児童たちが『これは赤の食べ物、これは黄色』と、自らの食事を意識している姿に感動しました。」
このように、授業は児童にとって有意義な体験となり、対話の中で朝ごはんの重要性が自然と浸透していく様子が伺えます。
さらに広がる食育活動
永谷園は、授業のほかにも食育活動の一環として「めざまし茶づけ」のサンプリングを行ってきました。この「めざまし茶づけ」は、朝食を簡単に摂ることができる便利なメニューとして、2020年から朝食習慣の確立に寄与しています。特に忙しい朝でも手軽に準備でき、栄養も考慮された飲み物として提供されています。
毎年、約17万人の幼稚園年長組の園児にサンプリングを実施し、実際に「茶づけ」を体験することで、食事への関心を高めることを目的としています。
詳しい内容や最新情報は、
永谷園の公式サイトで確認できます。