音楽とAIの融合が生む新たな映像
日本コロムビアグループが運営する共創拠点「COLOWORKS」は、シンガーソングライターNakamuraEmiの楽曲『UBU』を題材にしたミュージックビデオを全編AI技術を用いて制作しました。この制作は、NakamuraEmiのメジャーデビュー10周年を祝うものとして、公式チャンネルで公開され、AI技術が音楽との新たな融合を実現したことが大きな話題となっています。
「COLOWORKS」は、AI技術を駆使した新しい表現を求めるアーティストと、優れた技術を持つAIクリエイターをつなぐプラットフォームです。今回のミュージックビデオ制作では、楽曲が持つメッセージや空気感に向き合いながら、AI技術を創造的に取り入れた映像表現を追求しました。このプロセスでは、従来の制作手法とは異なるアプローチが採用され、人間の創造性とAIの機能が絶妙にバランスを取っています。
AIを活用した新しい表現方法
今回のプロジェクトでは、AIの生成力をどのように扱うかだけでなく、NakamuraEmiの楽曲とどう向き合うかを最も重視しました。プロデューサー兼ディレクターのaicreataroは、楽曲『UBU』を初めて聴いた際、その歌詞や情感が自身に響くように感じ、この感情を映像で丁寧に表現したいという思いがあったと語ります。
したがって、AIの表現力をそのまま使用するのではなく、楽曲の持つ温度感や感情の輪郭に基づいて細部を調整し、何度も試行を重ねながら制作を進めたとのこと。このような取り組みは、楽曲の精神を保ちながら、AIならではの新たな質感を映像に取り込む試みです。
クリエイティブ産業におけるAIの役割
「COLOWORKS」では、今後も音楽に限らず、さまざまなAIクリエイティブ案件を展開していく予定です。また、COLOWORKSの参加を希望するAIクリエイターは、AIクリエイティブコンテスト「COLOTEK」にエントリーすることで、新たなプロジェクトに参加するチャンスを得ることができます。すでに多くのクリエイターがこの場での学びや交流の機会を得ており、未来のAIクリエイティブの推進に貢献しています。
「COLOTEK」は、音楽業界だけでなく、多くのクリエイティブ産業においてAI技術を利用した新しい表現方法を模索する場であり、若手クリエイターにとって次世代のエンターテインメント制作に挑戦する貴重な機会です。AI技術が進歩するにつれ、音楽と映像表現にどのような変革がもたらされるのか、今後の展開に期待がかかります。
日本コロムビアグループのビジョン
日本コロムビアグループは、音楽とテクノロジーの革新を牽引する企業です。AIを活用した新たなIP創出やクリエイターエコシステムの構築を目指し、社会に影響を与える新たなエンターテインメントを提供しています。今回のプロジェクトによって、音楽と映像制作においてAI技術が果たす役割が明確となり、多くのクリエイターとの共創が進むことで、未来の音楽シーンに新しい風を吹き込んでいくことでしょう。