ウェブ解析士協会、15周年記念の新しい取り組み
一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)は、2025年の創立15周年を迎えるにあたり、法人会員制度の改定と特別キャンペーンを発表しました。この取り組みの目的は、より多くの企業が協会の資格を活用できるようになることです。
法人会員制度の拡充
従来、法人会員になるための最小従業員数は1~50人と定められていましたが、新たに「20人以下」の区分が追加されました。これにより、小規模事業者にも資格取得のチャンスが広がります。また、年会費は7万5000円と設定され、経済的負担を軽減しています。これに伴い、15周年特別キャンペーンとして、20人以下の新規事業者には1万5000円分の講座クーポンが進呈されます。この特典を利用して、資格取得に挑戦することができる絶好の機会です。
資格取得状況
2024年12月の集計によると、ウェブ解析士資格は合計で1万4047人が保有し、SNSマネージャー資格は1045人、ウェブ広告マネージャー資格は326人に上ります。また、ウェブ解析士の認定講座は34人が受講し、613人が試験を受けて487人が合格、合格率は79%という結果でした。これらの成果は、協会が提供する質の高い教育プログラムに裏付けされています。
ウェブ解析士資格の概要
ウェブ解析士は、ウェブ解析スキルを身につけ、データを基にした合理的な判断を目指す資格で、三つのグレードがあります。具体的には、基本的なウェブ解析・マーケティング知識を習得する「ウェブ解析士」、KPI設定や戦略立案に実践的な提案能力を加えた「上級ウェブ解析士」、そして教育や指導スキルを身につけた「ウェブ解析士マスター」となります。これにより、様々なニーズに応じた人材の育成が可能です。
SNSマネージャー制度について
SNSマネージャーとは、企業がSNSを適切に運用できるための資格です。初級から上級、チーフまでの三段階が設けられ、幅広い職種の人々が受講しています。初級では基礎知識を学び、上級では戦略を策定、チーフでは企業の課題を効果的にSNS施策に反映させるスキルを学びます。
ウェブ広告マネージャーの役割
ウェブ広告マネージャー資格も、多くのマーケティング担当者に必要不可欠です。初級講座ではデジタル広告に関する基礎知識を身に着け、上級講座では事業成果を結びつけるための戦略的アプローチを学びます。これにより、広告運用に必要なスキルを持ったプロフェッショナルが育成されます。
結語
ウェブ解析士協会は、今後も企業にとっての価値ある人材を育成し、業界全体のスキルアップに寄与することを目指しています。新しい法人会員制度やキャンペーンは、その目標に沿った重要なステップであり、企業がこれらの機会を最大限に活用することを期待しています。詳しくは協会の公式ウェブサイトにて、ぜひご確認ください。