DXリーダーを育成する新たな試み
近年の製造業界では、デジタルトランスフォーメーション(DX)が急務とされています。2025年版のものづくり白書によると、約80%の製造業がDXに取り組んでいるものの、実際にビジネスモデルの改革や新たな価値創出に成功している企業はわずか20%に過ぎません。要因として浮き彫りになったのが、変革を推進する人材の不足です。
DX推進人材が不足する理由
IPA(情報処理推進機構)の調査では、参加企業のうち60%以上がDX推進のための人材が不足していると答えています。特に「ビジネスアーキテクト」型の人材、つまり目的の設定から導入までをコーディネートできる人材が最も不足しているとされています。このような状況の中で、DX推進には部門間や経営層との連携が不可欠であるとの研究もあります。
そこで、株式会社パブリカは製造業向けのDX教育プログラム「Innovation Maker Academy」(IMA)を立ち上げました。このプログラムでは、目標設定から導入、さらに変革を加速することができる人材を育成することを目指しています。
プログラムの特長
1. 自社に特化した講義
参加企業は、自社のCurrent課題に応じた講義を選択することができ、全12講義の中から自由に組み合わせが可能です。1講義からの受講も受け付けており、必要なところだけを重点的に学べる柔軟な形が特徴です。
2. チームで学ぶことで壁を越える
このプログラムでは、部門間の認識のズレを解消するために、複数人がチームで受講することを推奨しています。製造現場のリーダーやIT部門と協力して学ぶことで、共通の言語を築き、組織全体でDXを推進できる体制を整えることが可能です。
3. 柔軟なスケジュール設定
講義は企業のスケジュールに合わせて柔軟に行うことができるため、現場の業務を先延ばしにすることなく、スムーズに導入することが可能です。例えば、金曜の夕方にオンラインで受講するなど、実践的なスケジュールに対応しています。
リアルな講義内容
例えば、以下の3つの講義が提供されています。
1.
「設計・製造を繋ぐ基幹システム」: ERP、PLM、SCMを単なるシステムの集まりではなく、業務プロセスを貫く基幹業務基盤として理解します。
2.
「製造業DXにおけるセキュリティ」: DX推進におけるセキュリティリスクを整理し、必要不可欠なリスクマネジメントの考え方を学びます。
3.
「生成AI時代の企画術」: 生成AIを活用した企画立案のスキルを磨き、事業提案に繋げる方法を実践的に掘り下げます。
詳細については、公式ホームページをご覧ください。
質疑応答と料金
最小構成は1講義につき3時間、受講者数は最大10名まで。料金は200,000円(税抜)から始まり、受講者数に応じて変動します。また、企業の特性にしたがった講義の詳細見積も無料で提供されています。
教育の取り組みが製造業のDXを加速させ、新たな価値創出に貢献することを期待しています。ぜひ、この機会に共に学び、未来のものづくりを切り開く一歩を踏み出しましょう。