映画『ゆきてかへらぬ』主題歌にキタニタツヤの新曲『ユーモア』が決定！

キタニタツヤ新曲『ユーモア』、映画『ゆきてかへらぬ』の主題歌に決定

日本のシンガーソングライター、キタニタツヤの新しい楽曲『ユーモア』が、2025年2月21日に公開予定の映画『ゆきてかへらぬ』の主題歌に選ばれました。この映画は、大正時代を舞台にした実在の男女三人の壮大なラブストーリーを描いており、脚本には名作『ツィゴイネルワイゼン』や『セーラー服と機関銃』を手がけた田中陽造が担当。企画が実現するまでに長い年月を要した幻の脚本とされています。

監督は根岸吉太郎氏が16年ぶりにメガホンを取り、若手俳優を起用して、広瀬すず、木戸大聖、岡田将生がキーキャストとして登場します。

映画の内容と音楽の深さ

映画『ゆきてかへらぬ』は、京都を舞台に女優志望の長谷川泰子（広瀬すず）と若き詩人・中原中也（木戸大聖）との出会いから始まります。二人は年齢差を越えて惹かれ合い、一緒に暮らし始めるものの、東京に引っ越すと小林秀雄（岡田将生）が彼らの生活に現れ、複雑な感情が絡まりあうことになります。映画は友情や恋愛の苦悩を描いており、アーティストたちの青春を色濃く反映した作品です。

キタニタツヤは、新曲『ユーモア』を通じて、中原中也の詩に対する愛情を表現しています。一部の楽曲が予告編で初めて公開され、広瀬すずもこの曲を絶賛。彼女は「主題歌が始まった瞬間、映画の余韻が残っていて、後半は違う世界観で面白いバランス感を持った楽曲」とコメントしています。

木戸大聖も「どのキャラクターにも合う切なさがあり、何度も聴きたい曲」と語り、岡田将生は「心地よいリズムで歌詞も自然に入ってくる」とその魅力を述べています。これらのコメントからも、主題歌の持つ感情の深さが伺えます。

キタニタツヤの思い

キタニタツヤは、自身の楽曲に対して深い思索を持っており、詩を書くことを「現実をユーモラスに捉え、解釈し直す営み」と表現しています。彼は、「言葉は永遠になり得る存在」であり、残された言葉が『ゆきてかへらぬ』という映画の中でも、他者の心に響くことを期待しています。また、彼の楽曲作りには、中也の詩への熱い思いが込められており、映画のラストシーンにおける彼らの心境を表現したいという願いが込められていると言います。

この作品は、豊かな文化や人々の感情が交錯する大正時代の風情を感じさせ、映画と音楽のコラボレーションがもたらす新しい体験を楽しませてくれるでしょう。ぜひ、2025年春、映画と共にキタニタツヤの歌声に触れてみてはいかがでしょうか。

公開情報

映画『ゆきてかへらぬ』は2025年2月21日に全国公開予定です。公式YouTubeチャンネルでは、すでに本予告編も公開されているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。映画の最新情報は公式サイトやSNSで随時発信されます。

【公式サイト】www.yukitekaheranu.jp
【公式Instagram】@yukitekaheranu_movie