地域活性化を目指す「すみだ・千葉大学driデザインスクール」
墨田区と千葉大学が共同で展開する「すみだ・千葉大学driデザインスクール」が、2023年8月から2024年1月までの期間に開講されています。このプログラムは、墨田区に在住または在勤の社会人を対象にした講座で、全12回の講義と実習を通じて地域課題の発見や地域資源の探索を行い、デザインの方法論を身につけることを目的としています。
この取り組みは、地域の住民や企業、学校関係者など、地域に携わる54名の参加者が集まったことから始まりました。記念すべき初回講義は、8月9日に開催され、デザイン・リサーチ・インスティテュート(dri)の植田憲長による「デザイン概論」の授業が行われました。それに続き、千葉大学の墨田区における教育・研究活動の説明や、墨田サテライトキャンパスの見学も行われ、多くの学びの機会が提供されました。
デザイン思考を通じた地域貢献
近年、デザイン分野では「デザイン思考」が注目を浴びており、企業や組織がビジネスに活用しています。この手法は、迅速な課題把握とその解決策の導出を可能にし、地域課題の発見や地域資源の活用にも非常に有効です。「すみだ・千葉大学driデザインスクール」では、受講者が社会参加の重要性を再認識し、協働で地域課題へのアプローチと解決策を模索することを重視しています。
現在、プログラムは千葉大学のデザイン分野の専任教員によって進行中であり、受講者はデザインの基礎知識を身につけながら、少人数のグループで具体的な地域課題を見つけ出し、それに対する解決策を提案するプロジェクトが進行します。このような実践を通じて、受講者は地域の活性化に貢献する力を養っていくのです。
今後のプログラム
このスクールの開催期間は、令和6年8月9日から令和7年1月10日まで、原則として隔週金曜日の午後6時から8時に12回実施されます。会場は千葉大学墨田サテライトキャンパス(墨田区文花1-19-1)で行われ、参加者は実際に地域の中に入り込み、問題に対して向き合っていく姿勢が求められます。
また、取材を希望される方は、各スクール開講日の前日正午までに墨田区企画経営室へ連絡をする必要があります。地域の課題をクリエイティブに解決していくこのプログラムが、地域をどのように変えていくのか、非常に楽しみです。
お問い合わせ先
墨田区企画経営室行政府経営担当
TEL: 03-5608-6230
FAX: 03-5608-6407
E-mail:
[email protected]
地域資源を再発見し、地域活性化を実現する意欲的なプログラムに、ぜひご注目を。