浅草で進化する訪日外国人向け医療検索サービス
近年、訪日外国人が増加しており、彼らの旅行中の健康維持が重要視されています。その中で、適切な医療機関を見つけることが課題となっています。有限会社あいが提供する「MEDSEEK(メドシーク)」は、そんなニーズに応えるために、訪日外国人向けの医療機関検索サービスを展開しています。
新しい広報アプローチ
「MEDSEEK」は2025年1月に正式にリリースされる予定ですが、このサービスを広く認知してもらうために浅草で独自の広報活動を始めました。具体的には、QRコードを印刷したTシャツを着て、外国人観光客が集まる観光エリアでアピールを行う「QRコード付きTシャツ営業」です。この新しいアプローチは、観光客との対話を通じて、彼らが医療に関する不安を感じた際に、どのように「MEDSEEK」を活用できるかを説明することを目的としています。
日本の医療アクセスを向上
日本政府観光局によると、2025年の訪日外国人旅行者数は349万7600人に達し、これまでにない多さを記録しました。しかし、観光中の体調不良や怪我に対処する際に、外国人は「言葉の壁」や「情報の壁」などの問題に直面することが多いです。「MEDSEEK」は、厚生労働省の医療機関データを基に、日本全国の医療機関を多言語で検索できる機能を提供しています。このサービスは、Googleマップと連携しているため、現在地から最寄りの病院やクリニックを瞬時に見つけることができます。
利用のしやすさ
また、事前にオンライン問診票を記入することができるため、実際に医療機関に行く際のスムーズさも考慮されています。これにより、医療従事者と旅行者のコミュニケーションも円滑に進むことが可能です。さらに、「MEDSEEK」は10言語に対応しており、訪日外国人が安心して利用できるように配慮されています。
観光エリアでの効果的な広報
浅草の観光センターでは、専用のQRコードフライヤーを設置しており、観光客が直接手に取れる環境を整えています。また、企業の代表である斎藤麻美氏と中学生の息子がQRコード付きTシャツを着て、観光地を訪れることで、目に留まる存在となっています。実際に訪れた外国人から「MEDSEEK!」と声をかけられることもあり、徐々にその認知度が高まっています。
今後の展望
今後は、浅草だけでなく、全国の観光地にこの「Tシャツ営業」を広げる予定です。さらに、大学生を対象にしたインターンシッププログラムも用意し、より多くの訪日外国人が日本訪問中に安心して楽しめる環境作りを進めていく考えています。日本の医療情報を提供する企業として、訪日客が快適に観光できるよう全力を尽くしてまいります。
MEDSEEKのサービス概要
- - サービス名: MEDSEEK(メドシーク)
- - 対応言語: 10言語(英語、中国語、韓国語、フランス語など)
- - 主な機能: 現在地からの医療機関検索、Google Map連携、多言語問診票、QRコード対応
- - 対応エリア: 全国(47都道府県)
- - 利用方法: スマートフォンまたはPCからアクセス可能