株式会社ジグザグ、台湾に子会社設立を決定
株式会社ジグザグ(本社:東京都渋谷区)は、2025年12月16日の取締役会において、台湾に子会社を設立する決定を下しました。この子会社設立は、ジグザグが掲げる「世界中のワクワクを当たり前に」というミッションのもと、越境EC市場でのさらなる成長を視野に入れた戦略の一環となります。
子会社設立の背景
ジグザグは、海外のカスタマー向けの購入支援サービス「WorldShopping」及び国内ECサイト向けの越境EC支援サービス「WorldShoppingBIZ」を提供しており、そのプラットフォームの強化を目指しています。特に、台湾市場は越境ECの成長が著しく、訪日観光客の数も多く、ジグザグのサービスが受け入れられる可能性が高いと捉えています。
今回設立する子会社は「吉克查克股份有限公司」と名付けられ、2026年3月1日に正式オープンする予定です。本社は台湾・台北市に位置し、ジグザグが100%出資する形で設立されることになっています。
マーケティング機能の強化
新たな子会社では、台湾市場におけるマーケティング支援を中心に展開されます。当地のカスタマーのニーズやインサイトを把握し、効果的なマーケティング戦略を構築することが目標とされています。また、現地企業とのパートナーシップを深め、情報リサーチを通じて国内ECサイトの販売促進にも寄与する予定です。
株式会社ジグザグの代表取締役、仲里一義氏は「日本の商品や文化への親和性が高い台湾市場で、越境ECにおける成長ポテンシャルを十分に引き出し、我々のビジネスモデルをさらに進化させていきたい」と語っています。実際に現地でフィードバックを受けながら、成功モデルを確立することに期待がかかります。
董事長のコメント
新会社の董事長に就任予定の松野亘氏も強い意欲を示しています。「私たちは、日本からグローバル市場に向けた商品提供の架け橋となることを目指しています。台湾の特性に応じた戦略を取り入れ、成長を促進していく所存です」と説明しています。
今後の展望
ジグザグは、この子会社設立を受けて、2026年5月期から連結決算へと移行するとアナウンスしています。今後、台湾市場での成功モデルを構築し、日本国内外のEC事業者を繋ぐ「Global to Global」なプラットフォームへの進化を図る計画です。
ジグザグの台湾進出は、今後のグローバルな事業展開において重要なステップと位置づけられており、成功に向けた動きが期待されています。