トイレットペーパー型の川柳集『第20回トイレ川柳大賞』がいよいよ発行
トイレの重要性にスポットを当てたユニークな取り組みが進行中です。TOTO株式会社は、2024年11月10日、特別なトイレットペーパー型の川柳集『第20回トイレ川柳大賞』を発行することを発表しました。この日は「トイレの日」と定められており、その日に相応しい形でのリリースです。
本書には、総数39,888句から厳選された作品が収められています。中でも、最優秀賞であるネオレスト賞や記念賞、仲畑貴志賞など、多様な賞が授与された作品が紹介されます。仲畑貴志氏は、長年にわたりトイレ川柳の選者として活躍し、特に有名な「おしりだって、洗ってほしい。」というコピーでも知られています。
豊かな表現の数々
川柳集には、トイレにまつわる失敗談や愉快なエピソードが川柳の形式で描かれています。これにより、日常の小さな笑いやコミカルな瞬間が詰まった作品が並び、読み手の心を和ませることでしょう。特に今回、20回目を迎えるにあたっては、応募作品の中からも特別な感情が込められています。
デザインは、6月に公開されたアニメーション「トイレ川柳20回記念1(ワン)ロールシアター」の原画を手掛けたイラストレーター、青池良輔氏が担当。作品はトイレ川柳を祝福するキャラクターたちによって彩られ、目を楽しませます。このアニメーションはTOTOの公式ウェブサイトで視聴可能で、川柳集には外紙にQRコードが付いており、簡単にアクセスできるようになっています。
どこで手に入る?
『第20回トイレ川柳大賞』は全国の書店やTOTO出版の直営店「Bookshop TOTO」、さらにはTOTOミュージアムと自社ウェブサイトでも購入可能です。希望小売価格は税込350円という手頃な価格設定も魅力の一つです。
トイレ川柳の歴史
このトイレ川柳の取り組みは、2005年から始まりました。ウォシュレットの累計販売台数が2000万台を超えたことを記念してスタートしたこのプロジェクトは、毎年、トイレに関するエピソードを川柳形式で募集し、その中から受賞作品をまとめた集が出版されています。選者である仲畑氏は、その豊かな表現力とセンスで多くの人々から支持を得ています。第20回となる今回は、6月17日から8月25日まで行われた募集に対して39,888星といった驚異的な数の応募がありました。
結果は2024年10月16日に発表され、こうした作品がどのようにして選ばれたのか、多くの人々の注目を集めています。
トイレ川柳は、日常の小さな出来事を笑いに変え、家族や友人との会話のきっかけにもなる素晴らしい文化です。興味のある方は、ぜひ手に取ってそのユニークさを味わってみてください。