大江戸人情ミステリー
2025-06-18 17:19:35

江戸時代を舞台にしたミステリー小説『鬼にきんつば坊主と同心、幽世しらべ』が話題沸騰中!

大江戸人情ミステリー登場!



笹木一の新作『鬼にきんつば坊主と同心、幽世しらべ』が、2025年5月28日に新潮社から刊行され、早くも大きな話題になっています。この作品は、顔は強面ながら甘党で幽霊が苦手な同心と、美しい僧侶によるバディが活躍する大江戸の人情ミステリーです。発売早々に口コミが広まり、重版が決定したことからもその人気の高さがうかがえます。そして本作は、第14回日本歴史時代作家協会賞ノミネート作品に選ばれました。

著者インタビューとその背景



本作の著者である笹木一さんは、図書館職員として働いている傍ら執筆活動を続けています。作家としてのデビューが果たされたことに関して、周囲の反響についての質問に対して、笹木さんはまだ職場での報告を躊躇しているとのことです。職場の同僚が厳しい書評をすることが多いため、自身の作品に対しての評価が怖いという胸の内も明かされました。

このミステリーの発想は彼の人生の中での特別な出来事から来ていると言います。「そもそも文章を書くのが好きだったが、物語を書くのは初めてだった」とのこと。身体を壊し休職した際、「何かをやってみたい」という思いから江戸時代を舞台にした小説の執筆を決意したとも語っています。

物語の魅力と登場人物



『鬼にきんつば坊主と同心、幽世しらべ』は、強面同心・河原小平次と美貌の僧侶・蒼円が幽霊にまつわる事件を解決していく物語です。小平次は実は甘党であり、幽霊が大の苦手。この組み合わせが、物語のユーモアを引き立てています。彼らは、江戸の町で起こる謎や事件に立ち向かいながら、同時に美味しそうな和菓子も楽しむ姿が描かれています。

特に、著者が強調するのがこの小説に登場する和菓子の数々です。「きんつば、落雁、豆大福、粟おこし、幾世餅」と多彩なスイーツが華を添え、読者を楽しませます。

批評家たちからの高評価



本作は、「日本ファンタジーノベル大賞2025」の最終候補作品として、恩田陸、森見登美彦、ヤマザキマリといった著名な作家からの絶賛を受けています。恩田は、「スムーズに物語に入り込め、非常に面白かった」と述べており、森見は「読み心地が良く、エンターテインメントとして申し分ない」と評価しています。また、ヤマザキも「最後まで夢中になって読んでしまった」と感想を寄せています。

シリーズ化の予兆



『鬼にきんつば坊主と同心、幽世しらべ』は、ファンタジーノベル大賞という大舞台で注目されているだけでなく、アニメ化の決定も期待させる内容となっており、シリーズ化の可能性も高いと評価されています。宝探しや幽霊事件を追いながら、和菓子の魅力をも織り交ぜた物語がどのように発展していくか、今から楽しみです。

本作の詳細



この小説は、江戸時代の世相や人々の思いを背景にした、和菓子や幽霊といったテーマを扱った作品です。人間ドラマとミステリーの絶妙なバランスが魅力であり、今後も多くの読者に愛され続けることでしょう。ぜひ、手に取ってみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
株式会社新潮社
住所
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220

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