UCCが目指すコーヒーと健康の新たなかかわりとは
UCCが描く「コーヒー×健康」の未来
UCCグループは、その企業目的として「より良い世界のために、コーヒーの力を解き放つ。」というビジョンを掲げ、コーヒーの新たな可能性を追求しています。特に注目すべきは、同社が設けたサステナビリティ指針であり、これを通じてコーヒーが持つ価値を最大限に活かす取り組みを進めています。
1969年に研究開発部門を設立したUCCは、半世紀以上にわたり、コーヒーに関するさまざまな研究を行ってきました。特にコーヒーポリフェノールや血糖値に対する影響など、多くの健康効果が明らかになっています。しかし、同社はコーヒーにはまだ解明されていない可能性が多く残されていると考えています。
このような背景を踏まえ、UCCは「2030年までに、コーヒー×健康」分野で年間3億杯の販売と150億円の売上を目標に設定しました。この目標は、研究開発を加速し、得られた成果をもとに新たな製品が生まれることを意図しています。また、単に機能性表示食品にとどまらず、カフェインレスコーヒーといったライフスタイルに合わせた健康的な選択肢を提供し、「コーヒー×健康」を包括的に捉えたアプローチを取っています。
さらに、新たなブランド「UCC &Healthy」から、昨秋には特に食後の血中中性脂肪が気になる方に向けた製品をラインアップに加えました。これには、コーヒー由来のクロロゲン酸類を含むレギュラーコーヒーが含まれ、機能性表示食品としての認可も受けています。健康に寄与するおいしいコーヒーとして、毎日の生活に新たな健康習慣を提案する狙いです。
今回の新製品の背後には、UCCの「おいしいカフェインレスコーヒー」シリーズのリニューアルもあります。これにより、コーヒーも健康志向の時代にマッチした商品展開が進む見込みです。
今後の展望として、UCCはサステナビリティ指針の「コーヒー×健康」の目標を着実に達成し、コーヒーを通じて世界中の人々の健康促進に寄与していく意思を強調しています。「より良い世界のために、コーヒーの力を解き放つ」という企業理念のもと、UCCは進化し続けることでしょう。
会社情報
- 会社名
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UCCホールディングス株式会社
- 住所
- 兵庫県神戸市中央区港島中町7-7-7
- 電話番号
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078-304-8813