宮崎発の「WAGON」が織りなすメイドインジャパンの未来
株式会社ワゴンは、宮崎県宮崎市に位置する自社縫製工場を基盤とし、カジュアルウエアやアウトドアウエアのOEM受託を本格的にスタートしました。特に、小ロット生産と高い縫製技術を強みに、日本のブランドと協力しながら「メイド イン ジャパン」のものづくりの未来を築いています。
自社縫製工場の特徴
WAGONの青島縫製工場では、多様なアイテムの縫製が可能です。パンツ、ショートパンツ、カジュアルシャツ、ブルゾンなど、幅広いニーズにお応えします。さらに、50〜100着程度の小ロットから500着以上の量産まで、各種の対応ができる体制が整っています。また、特殊ミシンを用いた技術力も持ち合わせており、美しさと耐久性に優れた製品を提供します。
企業理念と持続可能なものづくり
「人と地球がつながる持続可能な世界」を目指すWAGONでは、自社の技術を活かし、高品質で長持ちする製品の製造を心掛けています。1993年にカジュアルウエアのセレクトショップとして創業し、2014年には自社ブランド「Short pants every day」を立ち上げました。そして2034年には、自社を代表する「WAGON」ブランドの展開を計画しています。これらの取り組みは、地域循環を意識したものとなっており、地元経済にも貢献しています。
日本の縫製業の課題
現在、日本の縫製業は厳しい状況に置かれています。国内生産が以前の約50%から1〜2%に激減しており、業界の従業者数もピーク時の60万人強から2018年には10万人弱へと減少しています。高齢化や若手後継者不足、輸入品の影響などが要因として挙げられ、地域の縫製業の存続が危ぶまれています。このような現状を踏まえ、株式会社ワゴンは自社縫製工場を設立し、日本製の技術を未来に繋げるための壮大な挑戦を続けています。
地域密着型生産体制
WAGONの工場は宮崎県の観光名所である青島に位置し、ANAホリデーインリゾート宮崎の付帯施設内にあります。開放感のある65坪の工場内部は、クリーンな環境であることに配慮されており、地元スタッフによるチームワークを活かしたスムーズな生産体制が敷かれています。海まで徒歩3分という立地も活かし、自然と触れ合いながら、我々の作る製品が持つメッセージをしっかり届けていきます。
代表者の思い
代表取締役の錦田雅哉氏は、1993年の創業以来、アパレル産業の循環が重要だと説いてきました。「次の世代に向けて日本製を残したい」という強い思いが、今回の自社製品を生み出す原動力となっています。原料から生産、販売、使用に至るまで様々な流れを大切にしながら、企業としての社会的責任に自覚し、持続可能なファッションの実現に向けて邁進しています。
お問い合わせ情報
興味のある方や見学希望者は、ぜひお気軽にご連絡ください。私たちの挑戦に共感していただける皆様と共に、これからの“…日本製”の未来を築いていきたいと考えています。
- - 所在地: 〒889-2162 宮崎市青島1-16-1 ANAホリデイインリゾート宮崎 内
- - 連絡先: 電話080-3901-1968(担当: 錦田)
- - メール: [email protected]