群馬に新型蓄電池
2025-06-30 11:36:05

群馬県に導入されたトリナ・ストレージの新型蓄電池「Elementa 2」

トリナ・ストレージ、群馬での新しい挑戦



世界的なエネルギー貯蔵ソリューションプロバイダーであるトリナ・ストレージが、群馬県にある発電所に大型産業用蓄電池「Elementa 2」を2台ずつ導入しました。日本初の系統連系用蓄電システムとして位置づけられるこのプロジェクトは、2025年6月4日に両拠点の調整を完了し、正式に引き渡しを行いました。これはトリナ・ストレージにとって、日本における蓄電事業展開への重要なマイルストーンとなります。

今回の「Elementa 2」は、トリナ・ストレージが独自に開発した蓄電ソリューションで、安全性、エネルギー効率、メンテナンスのしやすさを兼ね備えています。特に、日本国内の高圧系統要件に完全に適合しており、さまざまな電力取引制度に柔軟に対応できる点が特長です。このような高度な技術により、設置されたシステムは卸電力市場や需給調整市場にも対応可能です。

施工能力の証明



本プロジェクトでは、電池セルの製造からシステム全体の統合までを一貫して提供するシステムインテグレーション型のソリューションが採用されました。納入された蓄電システムには、自社開発の電池セルを搭載したバッテリーコンテナが含まれています。また、運用・保守サービスは20年間にわたって提供されるため、ユーザーは安定した運用を期待できます。

トリナ・ソーラー・ジャパン株式会社の社長、李娜氏は「初回のプロジェクトで2件同時に納入できたことを嬉しく思います。エンジニアチームが短期間で全工程を完了したのは、トリナ・ストレージのローカル納入力の証です。今後も技術とサービスを活かし、クリーンエネルギーの発展に努めます」と語っています。

具体的なシステムのスペック



この新しい蓄電システムの具体的な構成は以下の通りです:
  • - 設置場所:群馬県
  • - システム構成:「Elementa 2」(1台あたり定格4073kWh)×2台
  • - 蓄電出力:約2MW×2
  • - 蓄電池容量:約8MWh×2(これは750世帯分の1日の電力使用量に相当)

このプロジェクトを通じて、トリナ・ストレージは日本市場における施工能力とプロジェクト支援体制の信頼性を再確認しました。今後も運営体制を一層強化し、パートナー企業との協力を深めていく考えです。クリーンエネルギーの普及と電力システムの最適化に向けた取り組みは、トリナ・ストレージの未来にとって不可欠です。

技術の進化と国際的な評価



2015年にエネルギー貯蔵分野の研究を始めたトリナ・ストレージは、2021年から本格的な事業展開を行っています。現在、世界中で100社以上のパートナーと連携し、完工したプロジェクトは合計5GWhを超え、さらに70GWh以上の交渉中案件を抱えています。2024年には、蓄電システムの出荷量が前年比で100%以上成長し、10GWhを突破する見込みです。

主力製品である産業用蓄電システム「Elementa 2」は、さまざまな国際機関の評価を経て安全性や信頼性が証明されています。特に日本国内では、類焼試験に合格した初めての海外ブランドとして注目されています。製造拠点では、大規模な量産体制を確立し、安定供給を実現しています。

最後に



トリナ・ソーラーは、太陽光発電とスマートエネルギーのトータルソリューションを提供するグローバルリーダーとして、エネルギー分野における革新を追求しています。日本市場においてもニーズに応じた製品を提供し、エネルギー転換とカーボンニュートラルの実現に貢献するため、今後もさらなる努力を続けていく予定です。


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会社情報

会社名
トリナ・ソーラー・ジャパン株式会社
住所
東京都千代田区大手町2丁目6番4号常盤橋タワー2606
電話番号

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