鼓童×ルパージュ
2019-11-14 16:30:11

鼓童とルパージュが織り成す新たな舞台芸術の魅力とは

鼓童とルパージュが織り成す新たな舞台芸術の魅力とは



イベント概要


2023年10月、太鼓芸能集団「鼓童」とフランスの演出家ロベール・ルパージュが共同制作した舞台「NOVA」の製作記者発表会が行われました。このイベントでは、作品の背景や演出などについて様々な視点から語られました。

青木代表の挨拶


イベントの冒頭、株式会社北前船の代表である青木孝夫氏が挨拶を行いました。彼は鼓童の歴史や、今回の制作に至る経緯を説明しました。「鼓童は1971年より日本の太鼓を舞台芸術として進化させてきました。新たにロベール・ルパージュ氏との出会いにより、太鼓の新しい可能性を探る挑戦をしています。」と述べ、テクノロジーを駆使した舞台芸術が人間の根源的な価値を探求するものになると強調しました。

クロストークの魅力


次に、演出家のロベール・ルパージュ氏と鼓童の音楽監督である住吉佑太氏が登壇し、クロストークが行われました。住吉氏は、「この作品は、我々が通常作り出すことないものです。魂や本能に訴えるテーマに対し、テクノロジーを駆使した演出を取り入れ、打ち手の魂を表現する挑戦が行われています。」と語りました。一方、ロベール氏も「創造というテーマが、鼓童の音楽において人間の本質を表現する重要な要素です。」と語り、両者のコラボレーションが生む深い哲学性を示しました。

テクノロジーと芸術の融合


また、作品の中で扱われる「音を見る」「サイマティクス」というテーマも大きな要素でした。住吉氏はサイマティクスに興味を持っており、「音やイメージがテクノロジーによって反応し、鼓童のエネルギーをより強く表現している。」と述べました。これにより、新たなジャンルの舞台が生まれると期待されています。

スペシャルパフォーマンスの披露


記者発表会では、実際に本編から選ばれた3つのシーンをスペシャルパフォーマンスとして披露しました。
1. 「雨」の表現 - 通常の鼓童ではない新しい奏法で、太鼓の打面に第三者が触れることで音色に変化を持たせる試みが行われました。
2. 「プラスチックの粒」の使用 - 無機的な素材を使って、多様な表現を生み出すシーンが印象的でした。
3. 「残像のエフェクト」 - 打ち手のストロークの残像が、音を表現する身体性を増幅させます。これにより新たな個性が創出されるような演出が展開されました。

質疑応答の内容


質疑応答パートでは、鼓童メンバーも交えたディスカッションが行われ、石塚充氏は「テクノロジーだけでなく、ロベール氏が織りなすストーリーが見どころ」と話しました。また、三浦友恵氏は「踊りの要素が多くなっている点を楽しんでほしい」とコメントし、住吉氏は「この作品が『新・視聴体験芸術』としての新たな挑戦である」と語り、観客へのメッセージを届けました。

まとめ


最後にフォトセッションが行われ、記者発表会は終了しました。この舞台「NOVA」は、鼓童にとって新たな表現の可能性を探る重要な作品となり、今後の公演が非常に楽しみです。観客は是非、劇場に足を運んでその目で新しい舞台芸術の魅力を体感していただきたいと思います。

会社情報

会社名
鼓童 NEW BEAT VISION PROJECT PR事務局
住所
新潟県佐渡市小木金田新田148-1 鼓童村
電話番号
0259-86-3630

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