新サービス「まるサポ」の概要
2025年10月1日、認定NPO法人ノーベルが子育て家庭を対象にした新しい支援サービス「まるサポ」を正式に提供します。このサービスは、子育て家庭のさまざまな生活課題に対して、1つの窓口で幅広くサポートを提供することを目的としており、利用者との共同作業を通じて最適な解決策を見つけるアプローチを採用しています。
なぜ「まるサポ」なのか?
ノーベルでは、子育て支援が必要とされている家庭に対してさまざまな調査を実施し、多くの家庭が「使いたくても使えない」という課題に直面していることが浮き彫りになりました。子育て支援サービスが存在しても、実際に利用することに対しての不安や、何をどう頼んでいいのかわからないという状況が多く見られます。「まるサポ」では、こうした不安を解消し、家庭ごとの具体的な困りごとを一緒に「見える化」していくことを狙っています。
アセスメントツールの導入
このサービスの重要な特徴は、家庭の心理的特性や生活構造を可視化するために開発されたアセスメントツールです。多くの家庭は「心身の余裕がない」「夫婦間のコミュニケーション不足」などの状態にあり、このツールによってその背景が明らかになります。データを基にして支援のプランを設定し、専門のスタッフが関わりながら解決策を策定していきます。
サポートの流れ
1.
カスタマイズ設計:
- アセスメント結果をもとに、家庭ごとの生活リズムや家事分担について具体的に話し合います。この過程で夫婦間の対話をサポートし、一緒にプランを作成します。
2.
チームでのサポート:
- まるサポでは、複数のスタッフが連携しながら家庭を支援します。訪問型保育で15年以上の実績を持つノーベルは、具体的なサポートが必要な時に迅速に対応します。
3.
サステナブルな価格設定:
- まるサポの利用料は月会費1,000円(税別)に加え、サポート利用料が1,500円(税別)/時間です。特に、年収300万円以下のひとり親世帯には、さらに安価で提供する方針をとっています。
資産運用型モデル
このサービスの特徴的な点は、「資産運用型モデル」を採用していることです。寄付だけでなく、資産運用から得た収益を支援財源として利用することで、より多くの家庭に対し手頃な価格で恩恵を提供しています。
実証データと家庭の変化
昨年のモニター期間中、25組の家庭への支援が行われ、実際に「生活が根本から変わった」との声が多数寄せられています。具体的には、寝かしつけの時間が改善されたり、家族の目標が整理できた結果、「我が家の家訓」が誕生したケースもあります。これにより、家庭内のコミュニケーションや役割分担が見直され、子育ての質が向上しました。
生成AIの導入と今後の展望
「まるサポ」では、現在、ガイドアシスタントAIの開発を進めています。このAIは、家庭のデータをもとにリアルタイムで提案を行い、個別の支援をさらに効率的に行えるようになります。将来的には、このサービスを社会インフラとして位置付け、新たな子育て支援のあり方を確立していく狙いです。
お問い合わせ
「まるサポ」の詳細や申し込み方法、無料相談については、公式ウェブサイトやLINEから簡単にアクセスできます。子育て支援を必要とするすべての家庭に、この新しいサービスをぜひお試しいただきたいです。