エイアンドエフウラヤマ会ハイ句イング大賞の結果
2023年に実施された第一回エイアンドエフウラヤマ会ハイ句イング大賞の結果が発表されました。この大会は、日常の中で俳句を楽しむ機会を提供し、自然やその保護の重要性を再認識してもらうことを目的としています。俳句がもたらす愉しさを感じていただく機会となればと願っています。
浅井愼平賞の受賞者
浅井愼平賞には、俳号「鹿内奈かれ」の鹿内郁氏の作品「地下室の階段降りる西日かな」が選ばれました。この作品は、情景を鮮やかに描写し、多くの投句者から高く評価されました。
特選句の発表
さらに、浅井愼平賞特選には以下の5句が選出されました:
- - 吉岡秋津:寒卵素足の僧の膳支度
- - 柳沢堰堤:遠望を蝶に盗られる峠かな
- - 芹澤水馬:春の夜やラジオドラマの風の音
- - 三枝ぐ:アウシュヴィッツの悲しき空よてふてふ
- - 吉岡秋津:少年の恋褪せやすしラムネ玉
受賞したその他の俳句
この大会においては、様々な部門が設けられており、以下のような賞も設けられています。
エイアンドエフ会長賞
ウラヤマ会会長賞
実行委員賞(10句)
1.
村上無山:年の瀬の湯船に浮かぶ白髪かな
2.
吉岡秋津:着膨れの出稼ぎ夫を迎へけり
3.
田村まろじょ:春雨や古き句集の匂ひかな
4.
安田蝸牛:満潮に稚貝を還す潮干狩
5.
中島走吟:二つ来た影が一つに春の宵
6.
中原牛美:木枯らしの応援を受け逆上がり
7.
庭山査子:寒星を 落とさぬ宙の 律儀さよ
8.
藤井若竹汁:竹の子がわずかに突いた春の土
9.
藤井治:ホーケキョとホの足らぬ声春浅し
10.
的場燐寸:漆黒の山影迫る朧月
次回の開催について
第二回「エイアンドエフウラヤマ会ハイ句イング大賞」は、すでに実施中で、今後も多くの参加を期待しています。選者には、引き続き写真家や俳人として活躍される浅井慎平氏が参加し、作品の選考を行います。
投句方法
投句は、株式会社エイアンドエフの公式ウェブサイトにて提供されている投句フォームから行うことができます。
実施方法
- - 年2回、優秀作品が選出され、結果が公開されます。
募集期間
- - 冬春の部(12月〜5月):7月に選句発表
- - 夏秋の部(6月〜11月):2月に選句発表
各賞には、賞状とともに副賞が贈呈されますので、ぜひ多くの方に参加していただき、俳句を楽しんでほしいと思います。今後もこの大会が俳句の魅力を多くの人に伝える場として成長していくことを願っています。