KPMGコンサルティング、エマージングテクノロジーの活用を推進
KPMGコンサルティング株式会社は、AIやXR(クロスリアリティ)、ロボティクスなどの先端技術を駆使し、企業のデジタル変革を促進する新たな横断組織「Collective Emerging Technology Initiative」を設立しました。この組織は特に、AIを中心にエマージングテクノロジーの恩恵を最大限に引き出すことを目指しています。
現代の厳しいビジネス環境
超高齢化社会と共に生産年齢人口の減少が進んでいる日本では、企業がサステナビリティを追求する状況が求められています。その一方で、カーボンニュートラルの実現も企業の大きな課題として浮上しています。これらの社会問題はますます複雑化しており、成果を上げるためには、エマージングテクノロジーを有効活用することが不可欠です。しかし、これらの最新技術は急速に進化しており、高度な専門知識が必要なため、導入に苦労する企業も多いのが実情です。
「Collective Emerging Technology Initiative」の設立背景
KPMGコンサルティングは、AIの進化がもたらす新たなビジネス機会に注目し、このたび新組織を設立しました。この組織の取り組みでは、AIがさらに進化し、あらゆるデータを横断的に扱う「マルチモーダル化」や、AI同士の自律連携を進め、より複雑なサービスを実現する方向に進んでいくとしています。これによって、生産効率の向上や業務の現代化を図る企業の力となることを目指しています。
アプローチと活動内容
「Collective Emerging Technology Initiative」では、二つのアプローチを採用しています。ひとつは「マーケットドリブン」と呼ばれ、直近の1~2年においてのビジネス変革が期待されるユースケースとキーテクノロジーを明確に明らかにします。もうひとつは「テクノロジードリブン」と呼ばれ、AIを基盤にしたさまざまなテクノロジーの融合を考慮し、今後の3~5年の業界課題解決シナリオを描くものです。これらの手法を用い、企業が求める成果に最適なエマージングテクノロジーの導入を支えていきます。
KPMGとその専門性
この新しい組織は、KPMGコンサルティング内のエマージングテクノロジーに豊富な知識と実績を持つメンバーを中心に構成されます。また、KPMGジャパンのデータ戦略やデジタルインテリジェンスを専門とする株式会社KPMGアドバイザリーライトハウスとも連携し、活動を進める予定です。
主な活動内容
- - エマージングテクノロジーに関する調査研究や情報発信
- - エマージングテクノロジー活用戦略の策定支援
- - 協業パートナーとのマッチング支援
- - エコシステムの構築
- - 実証実験を通じた導入支援
- - DX人材育成支援
KPMGコンサルティングは、これらの活動を通じて企業のビジネス変革をサポートし、持続可能な社会の実現に向けた貢献を続けていく所存です。これからの時代における技術の重要性を強く認識し、社会課題に応えるべく、その取り組みを一層加速していくことでしょう。