小瀬鵜飼の魅力
2016-05-10 16:51:48
岐阜県関市の伝統漁法『小瀬鵜飼』が開幕!歴史と魅力を探る
岐阜県関市の伝統漁法『小瀬鵜飼』が開幕!
岐阜県関市が誇り、千年以上の歴史を持つ伝統の漁法『小瀬鵜飼』がついに開幕しました。この漁法は、かがり火の明かりだけで照らされた川面で、鵜が見事に魚を捕える様子を楽しむことができるユニークな体験です。2015年には、農林水産業技術として日本で初めて「長良川の鵜飼漁の技術」が国の重要無形民俗文化財に指定され、その注目度はますます高まっています。
小瀬鵜飼の魅力
小瀬鵜飼は、平安時代にさかのぼることができる伝統的な漁法です。醍醐天皇からも称賛を受け、織田信長からは「鵜匠」という称号を与えられたと伝えられています。鵜匠は昔からの衣装を身につけ、古典的な技術を使って鵜を操ります。夜の暗闇に響く鵜の息遣いや、雄大な川の流れの中、幻想的な雰囲気を醸し出すこの漁法は、一度体験してみる価値があるでしょう。
特に注目すべきは、「狩り下り」と呼ばれるハイライトです。これは、鵜船と屋形船が並行して流れる中、鵜匠の見事な調教する姿が間近で見られるというものです。同時に、鵜が捕まえた魚をくわえる様子も見ることができ、観客はその迫力に引き込まれることでしょう。また、「付け見せ」といった、岸に屋形船を留めた後に鵜船が近くを通る演出も、観客にとっては特別な体験です。
今年の特別企画
2023年も続く小瀬鵜飼では、昨年度に引き続き外国人観光客向けに掘りごたつ式の観覧船「まつお丸」を新たに導入し、より多くの人々に伝統文化を楽しんでもらえるよう工夫されています。また、今年は特に若年層にもアプローチするため、国内の大学・短期大学・専修学校に通う学生のための学割キャンペーンを実施。先着100名に特別料金での乗船が可能となります。
さらに、7月と8月の日曜日には、船頭体験が開催され、参加者は櫂(かい)と棹(さお)を使って実際に屋形船を漕ぐという貴重な体験ができます。参加者は、実際に鵜匠たちが行う技術を間近で体感し、伝統的な漁法の奥深さを肌で感じられる機会となるでしょう。
開催情報
【開催期間】 2016年5月11日(水)〜10月15日(土)
【乗船開始時間】
5月11日(水)〜6月30日(木) 18:50〜
7月1日(金)〜8月31日(水) 19:00〜
9月1日(木)〜10月15日(土) 18:40〜
【場所】 岐阜県関市長良川河畔の小瀬の里
【申込先】 関遊船(株) TEL:0575-22-2506
【料金】 乗合船 大人3,600円(小人は別料金)
また、学割特別料金は1,500円(通常3,600円)となります。
鵜匠の家での宿泊体験
小瀬鵜飼に訪れた際は、鵜匠の家での宿泊体験もおすすめです。伝統的な鵜匠料理を味わいながら、静けさの中で過ごすことができます。この地の文化を深く理解するには、最適なプランです。
岐阜県関市の小瀬鵜飼は、歴史と文化が融合した魅力的な観光地です。ぜひこの機会に、伝統の技術とその美しさを直に感じてみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
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関市
- 住所
- 岐阜県関市若草通3丁目1番地
- 電話番号
-
0575-22-3131