RIZIN成長期を語る榊原CEO、斎藤裕、矢地祐介の特別映像公開

RIZINの成長期を振り返る特別映像

新しい未来のテレビ「ABEMA」は、日本最高峰の格闘技イベントRIZINが2025年12月31日（水）にさいたまスーパーアリーナで開催する『Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り』に伴い、ABEMA PPVを通じて全試合を生中継します。これに先立ち、「ボクらのRIZIN#2〜成長期〜」という特典映像がYouTubeのABEMA格闘チャンネルで公開されました。この映像には、RIZINの榊原信行CEOや初代フェザー級王者の斎藤裕、RIZINファイターの矢地祐介の3名が登場し、それぞれの立場からRIZINの鬼気迫る成長を語ります。

RIZIN黎明期の思い出

映像の冒頭では、榊原CEOが2015年のRIZIN設立当初の苦労を振り返ります。「当時はプロモーターとして無我夢中で、フジテレビとの協力を得て様々なスター選手を呼びましたが、反応は薄かった」と話し、RIZINの黎明期に直面した現実を表現します。さらに、「当時のPRIDEでは外国人選手が主役だったが、RIZINでは日本人のスーパースターを作る必要があった」と強調し、斎藤選手がヒーローの候補だったものの、未だその期待に応えられなかったことを回想し、スタジオには笑いの声が響きました。

朝倉選手の誕生と変化

このトークでは、榊原CEOが特に朝倉選手の成長についても言及。「海（朝倉海）はアマチュアとしての実績はあったが、果たしてプロとしてどれほどの選手なのか半信半疑だった」と当時の空気を明かします。しかし、堀口恭司選手との対戦で勝利を納めた瞬間が、RIZINの歴史を大きく変える一歩となったことも語られました。この往復の中、矢地選手が「なぜそのマッチメイクが実現したのか」と質問し、榊原CEOからのリアルなエピソードに耳を傾ける場面も印象的でした。

選手たちの率直な意見

復帰してきた矢地選手は、朝倉未来選手についての当時の印象を率直に語り、「彼には強さを感じていたが、実際の試合を見てみないと何とも言えなかった」と振り返りました。また、斎藤選手も同意し、「秘めたる力は感じつつも、果たしてどれほどの者なのか未知数だった」と言及しました。その後、矢地選手は自身が朝倉未来選手との試合に乗り気ではなかったと話す場面もあり、RIZIN成長期の貴重な意見交換が行われました。