日本初の有人潜水艇を活用した新たな深海事業の可能性

日本初、有人潜水艇による深海事業が始動

日本は四方を海に囲まれているにも関わらず、海底産業にはあまり目が向けられませんでした。しかし、そんな中、2023年10月にディープシープランニング株式会社が設立され、日本初の有人潜水艇を活用した新たなビジネスモデルが発表されました。

有人潜水艇の特徴と用途

ディープシープランニングが取り扱う有人潜水艇は、アジア唯一区の有人潜水艇メーカーであるアミューザジャパンが開発したものです。この潜水艇には、世界でもユニークな技術的特性やデザインが搭載されています。例えば、最大深度100mを誇る3人乗りのレジャー用潜水艇は、イルカ遊泳や宙返りなどの特異な動作が可能で、水陸の境界をなくしたデザインも魅力です。

産業用途においては、500mまで潜ることができる3人乗りと6人乗りの潜水艇があり、海中の調査や資源採取に利用されます。そして、観光向けには20名以上が搭乗可能なアクアトレインなども登場します。

新たな事業展開

ディープシープランニングは、これらの潜水艇を活用して多様な事業を展開していきます。以下はその主要なプロジェクトの内容です。

潜水艇の販売・プロモーション

潜水艇の代理販売を行うほか、国際ボートショーへの出展やメディアとのコラボレーションを通じて、販売促進活動を展開します。

海中ツアー

観光事業やホテルと連携し、訪れる観光客に深海の美しさを体感してもらい、特別な価値を提供します。それにより地方創生にも寄与することを目指します。

深海熟成の飲食物

深海の特殊な環境は、飲食物の熟成に最適です。特に、酒類や肉、チーズなどを深海で熟成することにより、他にはない独特の風味を生み出しています。この独自のプロセスにより、希少性の高い高級ブランド商品が誕生する可能性があります。

トレジャーハンティング・資源採取

日本近海では、沈没船や未発見の資源（希少金属やメタンハイドレートなど）が眠っている可能性があります。潜水艇を使って新しい発見をすることで、これまで見過ごされてきた資源にスポットライトが当たることでしょう。

調査・点検

また、海底の汚染調査や地形測量、海中の生物調査、海底ケーブルなどの点検にまで利用されます。

これからの展望

ディープシープランニングは、国際的なフットプリントを持つ企業として、モナコやドバイなどで開催される国際ボートショーに参加し、潜水艇の認知度を広げていきます。また、共同事業を考える企業様とも提携し、協力することで新たな価値を生み出したいと考えています。

特に、アミューザの潜水艇を購入した主要国の王族や富裕層との繋がりを活用し、グローバルに事業を展開する計画です。