忘年会・新年会における貸与品の持ち出し実態とリスク管理

年末年始は忘年会や新年会など、社内外の交流が活発になり、会社から貸与された品を持ち出す機会が増えます。しかし、これには紛失のリスクが伴うため、社員の意識や行動が注目されています。最近行われた調査では、約40%の人がイベントで貸与品を持参すると回答し、その管理状況や不安要素を明らかにしました。

調査の概要と結果

この調査は全国の10代から60代の会社員を対象に、インターネットで実施され、391名の有効回答を得ました。調査結果によると、忘年会や新年会に貸与品を持ち出すことについて、40.9%が「持参することがある」と答えた一方、46.0%が「持参しないようにしている」と回答しました。これは約半数が貸与品を持ち出さない選択をしていることを示しています。

さらに、持参した場合の管理方法についても触れられました。最も多かったのは「紛失しないよう肌身離さず持ち歩く」で47.3%、次いで「帰宅時に荷物をチェックする」が33.5%となっています。このことから、貸与品を失わないために慎重な姿勢を持つ社員が多いことがわかります。一方で「特に意識していない」との回答も22.3%あり、意識の差が浮き彫りになりました。

失くした際のリスク

では、万が一貸与品を紛失した場合、何が懸念されるのでしょうか。調査結果では、最も心配されているのは「機密情報の漏洩」で61.9%でした。そのほか「再発行や弁済の負担」や「勤務に支障が出ること」が同率で39.9%と続き、紛失による心理的・業務的な影響が多くの社員にとっての重要課題であることがわかります。

社内の信頼や評価は業務に大きく関わるため、その影響も深刻です。特に、上司や同僚への報告がストレスと感じる声も多く、社員が抱えるプレッシャーは計り知れません。

期待される会社のサポート

調査の最後には、貸与品管理において会社側に期待するサポートについても質問がされました。最も多く支持を集めたのは「貸与品専用の保管場所を設ける」で34.5%、次いで「紛失防止タグの配布」が34.3%でした。また、セキュリティ対策やデジタル管理システムの導入にも約23%の支持が寄せられ、物理的・テクノロジー的な対策が重視されています。

これらの結果を踏まえると、会社側においても社員が安心してイベントに参加できる環境を整えることは重要な課題であると言えます。企業は、貸与品の紛失によるリスクを軽減し、社内のつながりをより強化するための具体的な措置を講じる必要があります。

MAMORIOによる解決策

MAMORIO株式会社では、法人向けの紛失防止IoTソリューション「MAMORIO Biz」を提供しており、貸与品の管理を効率的に行うことができます。このサービスでは、社員の物品を一元管理し、紛失を防止します。年末年始や新年度のイベントシーズンを迎えるにあたり、ぜひこの機会に「MAMORIO Biz」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。大切な貸与品を失い、業務や人間関係に影響を与えることのないように、企業の環境整備が期待されています。