明治が「エコプロ2025」でカカオのサステナビリティを学ぶ展示を実施

明治が「エコプロ2025」に出展

株式会社明治は、2025年12月10日（水）から12日（金）に東京ビッグサイトで開催される「エコプロ2025」に出展します。この展示会は日本最大級の環境展示会であり、私たちの未来を担う子供たちに向けて、カカオ産地における社会的課題やその解決策について学べる体験型のコンテンツを用意します。

体験を通じて学ぶカカオの知識

展示では、カカオがどのように収穫され、発酵や乾燥を経てカカオ豆になるかを、映像や模型を通して体験的に学ぶことができます。特に、チョコレートの主原料であるカカオだけでなく、生産国が抱える「森林減少」や「児童労働」といった問題にも焦点を当て、この分野で約20年間取り組んできた「メイジ・カカオ・サポート」活動についても紹介する予定です。

環境問題について考える機会

「アグロフォレストリー」として知られる新しい農業形態についても学ぶことができます。この方法は、自然の生態系を模倣する形で、多種の農林産物を共生させることで自然への負荷を軽減し、持続可能な農業を推進しています。明治では、ブラジルやガーナでこの手法を採用しており、参加者はパネルに収穫物のシールを貼ることで、そのプロセスを体験できます。

カカオの新しい可能性を探る

さらに、カカオの未活用部分を活用した製品も展示されます。たとえば、カカオ豆の皮から生まれた「カカオバイオプラスチック」や「カカオセラミド」といった新素材の紹介です。チョコレートに使用されるのはカカオの約30％に過ぎないため、これまで捨てられがちだった部位を有効活用することで、カカオ農家の所得向上や環境保全につながることを目指しています。