名古屋市で進む避難所受付のデジタル化
2023年2月22日、名古屋市にて、避難所受付のデジタル化を目的とした実証実験が行われました。この実験は、株式会社バカンと名古屋市が連携し、避難所運営をよりスムーズかつ効率的に行うための新たな取り組みの一環として位置付けられています。
1. 実施背景
近年、自然災害の頻発に伴い、避難所運営の重要性が増しています。特に人々の安全を確保し、スムーズな避難を行うことが求められています。バカンは、これまでにも避難所のデジタル化に関する様々な実証を行っており、約200以上の自治体で混雑情報の可視化を実施してきました。新たな実証実験では、デジタル化によって避難者の受付時間の短縮と運営者の負担軽減を目指しました。
2. 実証実験の内容
今回の実証では、以下の4つの受付手段が検証されました。特に、マイナンバーカードや運転免許証を用いた経路については時間を計測せずに体験を重視しました。他の3つの方法では、所要時間の計測が行われた結果が注目されます。
2.1 検証結果の概要
実証の結果、デジタル化による受付業務の進化が数値として明らかになりました。WebフォームやLINE公式アカウントを用いた受付方法は、従来の紙への記入(約50秒)に比べて大幅に時間を短縮できることが確認されました。 具体的には、Webフォームでは8秒、LINEではわずか7秒での受付が可能でした。これにより、災害時における迅速な避難者対応が実現できることが示されました。
また、デジタルシステムによる自動集計機能により、避難者情報の転記や集計作業が不要となり、その分スムーズな受付が可能になるという利点も確認されています。
2.2 アンケート結果
参加者へのアンケートでも、避難所受付のデジタル化について97%の方が効果的であるとの回答が寄せられました。これは、体感面および数値面においてもデジタル化が成果を上げていることを意味しています。
3. 避難者マネジメントシステム
本実証実験でテストされた避難者マネジメントシステムは、自治体職員の業務負担を大幅に軽減することを目的としています。システムは、住民の入所受付から混雑状況の可視化まで様々な機能を提供し、素早く的確な判断を可能にします。さらに、避難所の入所者数や混雑状況はリアルタイムで変化し、自治体が迅速に対応できるようサポートします。
4. 未来への展望
バカンは、全国300以上の自治体と連携し、さらなる防災対策の強化を目指しています。今後、「平時にも有事にも対応できるプラットフォーム」として避難所のデジタル化を進め、地域の安全を確保するための取り組みを強化していく予定です。
また、高機能なアプリやプラットフォームを通じて、地域交流を促進し、様々な公共サービスの利用をもサポートする考えです。バカンの取り組みにより、地域住民や観光客にとっても安全で便利な環境が整備されていくでしょう。
5. 会社概要
株式会社バカンについて
- - 設立: 2016年6月
- - 所在地: 東京都中央区新川2丁目8-4 ナカリンオートビル3F
- - 代表者: 河野剛進
- - URL: バカン公式サイト
バカンは「人と空間を、テクノロジーで優しくつなぐ。」をミッションに掲げ、AI技術を活用した混雑の可視化や、地域社会の活性化を図るプラットフォームを提供しています。今後も、社会全体の利便性向上に寄与していくことを目指しています。