ASOLABが開発した新しい赤外線調査ツール
長野県松本市に本社を構える株式会社ASOLABは、赤外線を活用した建物診断用の撮影計画ツール『クリティア サーマルプランナー』の提供を開始しました。この革新的なウェブツールは、利用者が単に建物の住所を入力するだけで、その建物の各面の太陽の照射状況や影の影響をシミュレーションし、最も適した撮影時間帯を算出します。現在、どなたでも無料でご利用いただけます。
背景と業界のニーズ
赤外線を利用した外壁調査は、主に壁面の温度差を確認して建物の不具合を検出する手法ですが、撮影に適した時間帯は建物の向きや周囲の環境によって異なります。しかし、こうした最適な時間を見極めるには専門知識が必要で、多くの場合、担当者の経験則に依存せざるを得ない現状がありました。さらに、現場に着いてみて条件が合わず再度撮影をやり直すという非効率なプロセスが生じていました。ASOLABは、長年の現場の知見を基に『クリティア サーマルプランナー』を開発し、これを解決することを目指しました。
ツールの特徴
1. 操作は簡単
『クリティア サーマルプランナー』の最大の魅力は、その手軽さです。ユーザーは難しい専門知識や計算を必要とせず、住所を入力するだけで、自動的に各面ごとの撮影に最適な時間帯を表示します。この手軽さは、赤外線調査を行う多くの方々にとって、大きなメリットとなるでしょう。
2. 3D都市モデルの活用
このツールでは、国土交通省が提供する「Project PLATEAU」の3D都市モデルを用いて、近隣の建物の影響を考慮したリアルな日射と影のシミュレーションを実行します。そのため、より正確な結果を得ることが可能です。これにより、抜け落ちてしまうような大事な要素を見逃すことなく、精度の高い撮影計画が立てられます。
3. 計画書の出力機能
シミュレーション結果は、印刷可能な資料としてPDFやPowerPointフォーマットで出力可能です。これにより、関係者との情報共有が容易になり、現地作業に取りかかる前に全員が結果を把握することができます。
4. 登録不要の無料利用
現在、『クリティア サーマルプランナー』は会員登録の手続きなしに、誰でも無料で使用することができます。手軽にアクセスできる点も、利用促進につながっています。
今後の展望
『クリティア サーマルプランナー』は、ASOLABが展開する『クリティア』シリーズの一環であり、赤外線画像解析と撮影計画をシームレスに行えるツールとしての地位を確立する計画です。今後もユーザーからのフィードバックを受けて、さらなる機能の追加や改良を進めていく意向です。
会社概要
ASOLABは、ドローンを活用した各種サービスを展開しています。具体的には空撮や点検、測量、さらには3Dモデリングなど、多岐にわたる業務を手がけています。2022年8月の設立以来、現場での技術を駆使して業務を行っており、顧客のニーズに合った高品質なサービス提供を目指しています。長野県松本市にある同社は、今後も最新の技術と知識を駆使し、業界の発展に寄与していくことでしょう。