コリアーズ・ジャパンがホテル事業への本格参入
2023年10月1日、コリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社が『ホテルズ&ホスピタリティ事業部』を新設し、日本におけるホテルとホスピタリティサービスに本格的に参入します。この新しい部門の責任者には、シニアディレクターの住吉敬氏が就任しました。
住吉氏は金融や不動産業界で30年以上のキャリアを持ち、特に不動産売買仲介やM&Aにおいて経験を積み重ねてきました。さらに、ホテル及びホスピタリティ分野では20年以上の実績を有し、過去にはジョーンズ ラング ラサールやデロイトトーマツで重要な役割を果たしていました。
最近、日本政府は持続可能な観光産業の強化を目指し、2030年には6000万人の訪日外国人を目指しています。それに伴い、国内旅行と宿泊需要が押し上げられる中、ホテルサービスはますます多様化しています。しかし、地価や建築コストの高騰により、安定した収益を上げるためには専門的なノウハウが重要となります。
コリアーズ・ジャパンは、日本におけるホテル事業を支えるため、豊富な国際経験と専門的知識を活かし、様々なサービスを提供します。具体的には、トランザクション業務、コンサルティング業務、バリュエーション業務を軸に、ホテルの売買や経営、収支の予測など、多岐にわたるサポートを行います。
主な業務内容
トランザクション業務
- - ホテルやホスピタリティ関連のアセットや事業の売却アドバイザー
- - ホテル資産や運営事業の買収に関するアドバイザー
ホテル資産とは、様々な形式の宿泊施設が含まれており、例えばホテル、ホテルコンドミニアム、簡易宿所、旅館、そしてグランピング施設などがあります。
コンサルティングサービス
- - ホテル関連機関の収支予測
- - 新規ホテルのオペレーター選定
- - マネジメント契約の交渉
- - 市場調査
バリュエーション
コリアーズのホスピタリティサービスは、これまで米国や欧州、アジアで展開されてきましたが、日本市場に特化したサービスの強化を図ることで、アジア太平洋地域との連携を深め、さらなる事業拡大を目指します。
ホスピタリティという概念は広範であり、介護施設や住宅なども含めつつ、観光施設やスポーツ施設までの多様性を持っています。
コリアーズについて
コリアーズは、NASDAQ及びトロント証券取引所に上場している大手の不動産プロフェッショナルサービス企業であり、世界各国で幅広く事業を展開しています。22,000人以上の専門家が、顧客の不動産価値の最大化を追求し、継続的に高い投資収益率を確保しています。
コリアーズ・ジャパンは、東京都と大阪府に拠点を持ち、オフィスリーシングやキャピタルマーケット、プロジェクトマネジメントなど多岐にわたるサービスを提供しています。
詳細な情報は、公式ウェブサイトで確認できます。