加古川市、令和7年度初の予算案発表
兵庫県加古川市は、2月13日に市長の岡田康裕氏が定例会見を開き、令和7年度の予算案を発表しました。それは「一人一人が幸せを実感できるまち」を目指し、特に注力する魅力づくりの施策が盛り込まれています。
1. 自然を活かした魅力づくり
大きな目玉となるのが、身近な自然資源を活かしたプロジェクトです。以下の施策が展開されます。
かわまちづくり
令和10年4月の完成を目指し、堤防上の賑わい交流拠点の整備が進められます。この取り組みでは、上下水道工事や河川敷の緑地も整備し、加古川の自然と人々が交流する場所を作ります。
権現総合公園の新設
新たな大型複合遊具やサイクルステーションを設置し、令和7年3月30日に開園予定の権現総合公園。特にミニドッグランやシャワー設備が整備され、家族連れや愛犬と共に楽しめる空間が確保されるでしょう。
日岡山公園の再整備
また、日岡山公園も再整備が進められ、令和7年4月1日にニュースポーツゾーンが先行オープンします。このゾーンでは、新たに様々なスポーツが楽しめるようになる予定です。
加古川市花火大会
地域イベントとして「加古川市花火大会」も開催され、多くの市民が参加し、楽しむことができるでしょう。
2. 駅周辺の賑わい創出
加古川市は、駅周辺の再整備にも力を入れています。今年は特に加古川駅周辺の基本方針を公表し、シンポジウムを開催。中心市街地の道路整備や歩行者天国化イベントも計画されています。
さらに、東加古川駅や別府駅周辺の整備も行われ、駅前広場のリニューアルも進行中です。
3. スマートシティ・デジタル化
見守りカメラの設置も強化され、計1,653台まで増設される予定です。見守りサービスの充実や、公共施設の予約システムも導入され、地域の安全や利便性が向上します。また、在宅医療や介護に関するICTツールも活用され、支援体制が強化される見込みです。
4. 子育て世代への支援
若者応援クーポンの新設や不登校児童への支援拡充、小中学校の設備充実に向けた計画もあります。特に、全小学校に冷水機を設置し、トイレの洋式化と照明のLED化も進められ、快適な学習環境が整備されます。
5. 雇用創出と環境保全
地域の産業誘致や電力の地産地消を通じて、雇用の創出に繋げる取り組みも紹介されました。さらに、カーボンニュートラルの目標達成に向け、地域新電力会社設立が計画されています。
まとめ
加古川市の令和7年度予算案は、自然と共生し、様々な施策を通じて市民の生活向上を図るものでした。この先も、新たな魅力を生み出し続ける加古川市の活動から目が離せません。その詳細については、公式サイトや報道資料をご覧ください。