Patentfield、特許権侵害訴訟に関する詳細な対応を発表
最近、生成AI技術を活用した製品である「Patentfield」が、パテント・インテグレーション株式会社から特許権侵害の訴訟を提起されました。この件について、Patentfield株式会社が公式見解を発表し、多くの関係者やお客様に向けて、詳細な経緯や対応策を示しました。
訴訟の背景
原告のパテント・インテグレーション株式会社は、2024年10月25日から12月24日までに計3件の特許権侵害訴訟を提起し、これに対して当社は迅速に対応を開始しました。最初の訴状では、4つの請求項に基づく特許権侵害が主張され、続いて2件目、3件目ともに異なる請求項が続きました。
訴訟の中で特に注目を集めるのは、原告が自社の製品「AI特許総合検索・分析プラットフォーム Patentfield」が対象に含まれると発表した点です。これについて、弁護士からの確認によると、実際に訴訟の対象となるのは「Patentfield AIR」というオプション機能の一部に限られることがわかりました。
PatentfieldとPatentfield AIRの違い
「Patentfield」は、特許検索や可視化、AIによるセマンティック検索、分類予測などの機能を持つ包括的なプラットフォームです。一方で「Patentfield AIR」は、お客様のレビュー作業を効率化するために作られたオプション機能として位置づけられており、特許権の侵害が主張されているのはこの機能の一部に限定されています。
当社の対応
2024年9月3日に原告から特許に関する警告書を受け取った後、当社はすぐに弁護士に相談し、原告の主張を慎重に検討しました。具体的には、原告から指摘があった3つの登録特許について情報を集め、適切な対応策を模索しました。その後、具体的な見解を文書で回答し、誠実な対話を試みたものの、原告は新たな訴訟を相次いで提起してきました。
お客様へのお知らせ
日頃より「Patentfield」をご愛顧いただいているお客様には、心より感謝申し上げると同時に、本訴訟に関するご心配をおかけしていることをお詫びいたします。当社は現在、「Patentfield AIR」のサービスが停止することはなく、引き続き「Patentfield」のサービスも通常通り行っていきますので、安心してご利用ください。
当社は今後も、知的財産権を重視しつつ、法令を遵守した行動を続けていく所存です。さらに、AI技術の知的財産に関する健全な発展に寄与することを目指しています。訴訟の詳細については、適切なタイミングでの報告を予定しています。
結論
Patentfield株式会社は、今回の特許権侵害訴訟に対して、法律に従った適切な対応を行いつつ、お客様へ影響が及ばないよう努めてまいります。この事案が解決に向かうことを期待し、未来に向けた更なる成長を目指します。