食米からの日本酒
2025-06-13 11:06:09

フランスの名ソムリエが選んだ、食米から造る新しい日本酒の魅力とは

フランスの名ソムリエが選んだ、食米から造る新しい日本酒



神奈川県伊勢原市に本社を置く吉川醸造は、魅力的な日本酒の新たな段階に挑戦しています。この酒造は、「雨降」と「菊勇」のブランドで知られ、独自の製法で美味しさを追求しています。最近、彼らの「菊勇 辛口純米酒」がフランスで開催された「Kura Master 2025」コンクールの純米酒部門で優勝したことで、その名をさらに広めることができました。

日本酒の常識を覆す


日本酒は一般的に、酒造好適米から調製されますが、吉川醸造は食米を使用した新しいアプローチに挑戦しています。食米には、たんぱく質や脂質が含まれ、酒米とは異なる特性を持っています。そのため、食米を使った日本酒の製造はこれまでと異なる技術力が求められますが、同社は「低精白酒」を製造することでその味わいを最大限に引き出しています。彼らの新たな試みは、食米からも美味しい日本酒が造れることを証明しました。

「菊勇 辛口純米酒」とその製法


今回受賞した「菊勇 辛口純米酒」は、特にコシヒカリやササニシキなどのミックス米を使用して作られました。米粒の大きさにバラつきが多く、製造が難しいとされるこれらの米でも、吉川醸造は「生酛」技法を取り入れ、また現代的な低温長期発酵技術を駆使して、独自の酒を生み出しました。この製法は、従来の技術と革新が見事に調和しています。

Kura Masterとは?


「Kura Master」は、2017年からフランスで行われている日本酒のコンクールで、テイスティングは全てブラインド方式で実施されます。審査員はフランスの有名なソムリエやレストランオーナーで構成されており、特に食と飲み物の相性に重きを置いています。今年は日本酒が8つの部門に分かれ、1083銘柄が応募され、その中から厳選された日本酒が選ばれました。

環境への挑戦


酒造りには自然環境が影響を与えるため、気候変動が蔵人たちにとっての新たな試練となっています。しかし、吉川醸造は米をほとんど削らない精米歩合90%や低温長期発酵手法で、米本来の味わいを持つ日本酒の探求を続けています。ここから見えてくるのは、環境に左右されず最高の酒造りを目指すという、蔵人の熱意と誇りです。

未来の日本酒の可能性


吉川醸造は、従来の枠組みにとらわれることなく日本酒の可能性を広げる革新的な酒造りを推進しています。これからも彼らの探求は続き、日本酒愛好家や新たに日本酒を試す人たちに、新しい体験を提供していくことでしょう。さらに、備蓄米の活用に関する新たな展開も期待されます。

まとめ


日本酒の新たな潮流が生まれている昨今、吉川醸造の食米を使用した日本酒は、その革新性と美味しさで評価を得ています。フランスの名だたるソムリエが選んだ彼らのお酒は、まさに次世代の日本酒と言えるでしょう。新しい日本酒の可能性を体験してみてはいかがでしょうか。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

会社情報

会社名
シマダグループ株式会社
住所
東京都渋谷区代々木3-22-7新宿文化クイントビル14階
電話番号
03-6275-2224

関連リンク

サードペディア百科事典: 神奈川県 日本酒 伊勢原市 吉川醸造 食米

Wiki3: 神奈川県 日本酒 伊勢原市 吉川醸造 食米

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。