会津木綿を取り入れた新たなファッションブランド「Flation」の誕生
福島県の伝統工芸品「会津木綿」を使用した新しいファッションブランド「Flation」が、2023年1月31日よりクラウドファンディングを開始しました。このプロジェクトは、会津木綿の持つ400年以上の歴史と伝統を現代のファッションに融合させることを目指しています。
伝統工芸品が抱える問題
福島県の伝統工芸品である会津木綿は、昔から地元の人々の日常着として使用されてきました。しかし、近年では需要の減少や後継者不足などの問題に直面しており、それにより日本の伝統工芸全体が存続の危機に立たされています。この状況に対して強い危機感を抱いたのが、関根知郎さんと大澤輝さんの2人です。
彼らは「消費の底上げ」と「現代に寄せた文化の登用」に着目し、伝統的な工芸品を現代のファッションアイテムへと昇華させることを決意しました。その結果、Flationという新しいブランドが誕生しました。
Flationの立ち上げ
Flationは、伝統工芸品と現代ファッションを融合させるというこれまでにないアプローチで、地域の文化を大切にしつつ新たな価値を創造します。Flationの設立を手掛けた関根さんは、成蹊大学で経済学を学ぶ21歳。高校生の頃に短期留学を経て、日本の文化の素晴らしさを再認識し、さらにアディダスでのアルバイトや広告業界のインターンを経て、伝統工芸品の消費促進に向けたブランド立ち上げを決めました。
副代表の大澤さんは、アパレル販売の経験豊富で、特に会津への親しみが深いことが背景にあります。会津木綿を使用した服を作りたいとの強い思いから、Flationの立ち上げに参加しました。
商品ラインナップ
2022年春モデルとして発表された最初の商品は、シャツとカーディガンです。素材には会津木綿を用い、サイズ展開はM・L、シャツは税込22,000円、クラウドファンディング価格20,000円、カーディガンは税込21,000円、クラウドファンディング価格19,000円となっています。これにより、消費者は手軽に伝統的な素材を用いたファッションを楽しむことができます。
クラウドファンディングの開始
Flationは、1月31日よりクラウドファンディングを通じてさらなる支援を募っています。このプロジェクトを通じて、多くの人々に会津木綿の魅力を伝え、消費を促進することを目指しているのです。支援者には特別な価格で商品を提供し、伝統が現代に生き続ける手助けをしてもらいます。
公式情報
Flationの公式インスタグラム(
Flation公式インスタグラム)で最新情報を確認することができます。また、クラウドファンディングの詳細は、
こちらのサイトからアクセスできます。これからの展開にぜひご注目です!