介護業務の新しい形を実現する『支えるノート for 介護』
Arteryex株式会社と株式会社Wellmiraの連携が進展し、介護業界向けの新しいプラットフォーム『支えるノート for 介護』の実証が2026年1月13日から始まります。この実証事業は、経済産業省の「令和7年度ヘルスケア産業基盤高度化推進事業」の一環として、PHR(Personal Health Record)を活用した多職種連携のユースケースを確立することを目的としています。
プラットフォームの概要
『支えるノート for 介護』は、Arteryexが開発するアプリ『パシャっとカルテ』の医療情報やバイタルデータと、Wellmiraが提供するAI健康アプリ『カロママ プラス』の食事データを統合的に管理できる仕組みを持っています。医療や介護の現場で働く多職種が、利用者の医療データや主訴、食事内容をリアルタイムで確認できる環境を整えることで、業務の効率化と質の高いケアプランの提案を可能にします。
背景と必要性
近年、健康管理への関心が高まり、様々なPHRサービスが登場しています。しかし、従来のシステムでは医療・介護従事者間の情報連携が円滑に行われていないのが現実です。主にチャット形式での手入力に依存するため、情報が分散したままでは、利用者への迅速かつ適切なケアを行うことが困難でした。『支えるノート for 介護』は、こうした課題を解消するために設計されています。
新しい協力モデルの提案
新たに構築されたこのプラットフォームでは、医療情報と日常生活データを一元管理し、情報が必要なときに必要な人に届けることを目指します。従来分散していた情報を集約することで、医師、看護師、介護士は利用者をより効果的に見守ることができる新しい協力モデルが実現します。これにより、業務の効率化を図り、介護計画や治療方針の質を向上させることができるのです。
参加しているアプリケーションの役割
『支えるノート for 介護』に連携する2つのアプリの役割は、それぞれ異なります。『カロママ プラス』では、利用者の食事内容や水分摂取量などのライフログデータを記録し、『パシャっとカルテ』は医療情報や検査データとバイタル情報を提供します。これにより、介護従事者は必要な情報を一元管理し、リアルタイムに共有できるため、より良い介護サービスの提供が可能になります。
未来に向けて
この実証事業を通じて、ArteryexとWellmiraはPHRサービスの有用性を検証し、医療・介護従事者がPHRサービスを活用できる環境の整備に貢献していく予定です。今後、介護や医療の現場において、多職種連携を通じた業務効率化が実現されることで、介護サービスの質の向上が期待されています。
最終的には、『支えるノート for 介護』が、日本の介護業界の標準となり、全ての利用者に対するより良いサービスを提供できる仕組みへと成長していくことでしょう。