国産BIM建築支援システム「GLOOBE 2025」がさらなる進化を遂げる
福井コンピュータアーキテクト株式会社は、2025年7月23日(水)に国産のBIM(Building Information Modeling)建築設計・施工支援システム「GLOOBE 2025」をリリースします。このシステムは、建設業界が抱えるさまざまな課題に応えるために大幅に進化しており、実務で使える機能が満載です。
建設業界の厳しい現状
現在、建設業界は高齢化や就業者の減少、さらに建設資機材の高騰など、数多くの課題に直面しています。これに加え、2025年には省エネ基準の適用が求められ、2026年からはBIM図面の審査が実施されるため、業界全体のデジタル化が急務です。.
「GLOOBE 2025」の導入により、これらの課題を解決し、業務効率化を図ることが可能です。
新機能の紹介
「GLOOBE 2025」では省エネ計算や施工詳細機能を搭載し、現場での実用性を高めています。以下に主な新機能を紹介します。
1. 施工詳細オプション
新たに追加された「施工詳細」オプションにより、土工や仮設、躯体に関する情報を一貫して扱えるフローを実現。この機能により、施工現場で使える「施工BIM」を効率的に作成できます。設計図書の仕上表からワンタッチでデータを配置でき、Excelデータも連携可能です。
2. 天井割付機能
「天井割付」機能を使用することで、吊りボルトの事前検討や割付作業を省力化。指定パターンを3Dモデルで瞬時に可視化でき、工程を四分の一に短縮できます。この機能はインサート位置を自動で割り付け、作業の際に干渉確認も可能です。
3. 黒板作成アシスト
躯体リストから必要な情報を出力し、電子小黒板の作成時間を従来より最大70%削減します。Photoruction Buildとの連携により、スムーズなデータ移行も実現しました。
法改正への対応
省エネ計算機能は国立研究開発法人建築研究所と同等のシミュレーション結果を出力でき、法改正への迅速な対応を支援します。また、BIM図面審査への準備として、確認申請支援ツールも最新バージョンへと更新されました。
PLATEAUとの連携
「GLOOBE 2025」は国土交通省が推進するPLATEAUデータに対応しており、都市環境を考慮に入れた詳細な建築計画が可能になります。これにより、3D都市モデルを使った検討がさらに現実的になります。
G-Styleフォーラムの開催
GLOOBE2025リリースを記念して、業界向けの無料イベント「G-Styleフォーラム」がオンラインで開催されます。新機能の紹介や、外部講師による実践的な運用事例のセミナーも予定されており、参加者を募集中です。
開催概要
- - 開催日: 2025年7月11日(金)
- - 時間: 13:30~16:00
- - 形態: オンライン(事前申込み制)
参加希望者は、公式サイトからお申し込みができます。
これからの建設業界における「GLOOBE 2025」の役割や影響に注目が集まります。新しい機能を活かし、効率的で的確な業務支援が享受されることを期待しています。