セレンディップ・ホールディングス、組織再編で100年企業への挑戦を加速

セレンディップ・ホールディングスの組織再編

愛知県名古屋市中区に本社を構えるセレンディップ・ホールディングス株式会社は、次期中期経営計画に向けて大規模な組織再編を実施しました。これにより、同社のミッション「日本の中堅・中小製造業を世界に誇れる100年企業へ」という目標に一層の推進を図ることになります。特に、中期経営計画「セレンディップ・チャレンジ500」を基盤に、これからの成長戦略を新たに構築していく方針です。

コーポレート企画本部の再編

今回の組織再編では、コーポレート企画本部が「投資本部」「業務改善推進本部」「経営管理本部」の三本部体制へと変革しました。この再編によって、ホールディングスの重要な機能であるインベストメント（投資）、PMI（事業統合後の管理）、マネジメント（経営管理）を強化し、部門間の協力を促進することを目指しています。

投資本部

新設される「投資本部」は、グループの非連続な成長を目指し、事業承継やM&Aを推進します。これまでの投資活動で得られた知見を基に、より一層の飛躍を狙います。

業務改善推進本部

「業務改善推進本部」では、成功の標準化を図り、PMIやデジタルトランスフォーメーション（DX）によってグループ全体の価値向上を実現します。自身の対話を通じて、現場からの改善を着実に推進することを重視しています。

経営管理本部

最後に「経営管理本部」は、グループ経営の方針を立案し、実行管理、財務、IR、ガバナンスなどの推進を行います。これらの機能が一体となり、企業全体の経営力を底上げします。

新設ファンド事業部の設立

また、新たにファンド事業部を設け、既存ファンドの運営や新たなファンドの設立を担います。特に、「日本ものづくり事業承継基金」を基にした次のステップを計画することで、中小企業の事業承継問題に寄与することを目指しています。

人事異動の概要

組織再編に伴い、幾つかの執行役員の人事異動も実施されました。たとえば、梅下翔太郎氏は投資本部の執行役員に就任。これまでの投資・金融の知見と、モノづくりに関する経験を活かして、非連続な成長を目指す立場となります。藤井彰一氏は業務改善推進本部の執行役員になり、企業価値の向上に貢献することに焦点を当てています。また、小谷和央氏はファンド事業部の執行役員として、投資の知見を活かして事業承継問題に挑みます。