サイバーセキュリティ強化に向けた新たな取り組み:手塚 悟氏がデータクレシス顧問に就任
近年、経済安全保障上の重要技術に関する技術流出やランサムウェア攻撃の増加が深刻化しており、重要インフラやサプライチェーンのサイバーセキュリティ強化が喫緊の課題となっています。このような状況下、情報漏洩対策ソリューションを提供する株式会社データクレシスは、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート特任教授の手塚 悟氏を顧問に迎えることを発表しました。
手塚氏は、デジタル・ガバメント閣僚会議データ戦略タスクフォース構成員や個人情報保護委員会委員などを歴任し、政府のサイバーセキュリティ政策・制度の策定に深く関与してきました。規制改革やデジタル政策の形成において豊富な経験を持つ手塚氏の知見は、データクレシスにとって貴重な財産となります。
データクレシスは、国産・自社開発のIRMシステム「DataClasys」を提供しており、多くの企業の情報漏洩リスク低減に貢献しています。「DataClasys」は、3DCADを含む技術情報の暗号化保護・アクセス管理を実現し、サプライチェーンからの漏洩対策として高い評価を得ています。
手塚氏の顧問就任により、データクレシスは「DataClasys」の更なる開発・サービス向上を図り、デジタル社会において価値創出の源泉となるデータの漏洩リスク低減を目指します。同社の取り組みは、日本のセキュリティレベル向上に大きく貢献すると期待されています。
手塚 悟氏のプロフィール
手塚 悟氏は、1984年に慶應義塾大学工学部数理工学科を卒業後、株式会社日立製作所に入社しました。その後、東京工科大学コンピュータサイエンス学部教授、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授などを歴任し、2024年4月からは慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート特任教授を務めています。
手塚氏は、デジタル・ガバメント閣僚会議データ戦略タスクフォース構成員、データ戦略タスクフォースの下に設置したトラストに関するワーキングチーム主査、個人情報保護委員会委員、総務省トラストサービスに関する研究会座長など、数々の要職を歴任してきました。政府のサイバーセキュリティ政策・制度の策定に深く関わる立場として、日本のデジタル社会の発展に貢献してきました。
データクレシスについて
株式会社データクレシスは、2018年10月1日に株式会社ネスコから分社した、情報漏洩対策ソリューション専門企業です。同社は、国産・自社開発のファイル暗号化システム「DataClasys」を提供しており、官公庁・自治体、金融業、製造業など、幅広い業界で利用されています。
「DataClasys」は、Microsoft Office関連ファイル、テキストやCSVファイル、PDFファイルはもちろんのこと、Microsoft Access、動画、CADなど、Windowsアプリケーションが扱うあらゆるファイルを保護・管理することが可能です。権限者のみ暗号化されたままファイルを開いて操作することが許可され、閲覧/更新のほか、印刷/スクリーンショット/コピー&ペースト/メール添付などを禁止することができます。そのため、利用を許可されたユーザからの故意の漏洩を防止することも可能であり、個人情報から営業秘密情報まで幅広いファイルを安全に守ります。
データクレシスが目指すもの
データクレシスは、手塚 悟氏の知見と「DataClasys」の技術力を活かし、日本のセキュリティレベル向上に貢献していくことを目指しています。同社は、今後も、顧客のニーズに応じた情報漏洩対策ソリューションを提供することで、安全で安心なデジタル社会の実現に貢献していきます。