28歳の挑戦:新たな形の供養
2011年の夏、私は大きな悲しみに暮れていました。生後わずか3日の息子を突然失い、未だにその瞬間の記憶が鮮明に残っています。彼が私の腕の中で息を引き取った時の無力感は今でも忘れられません。そのままお葬式を終え、火葬も行いましたが、悲しみが深まる中で私は重要な一つの問題に直面しました。それは、彼のお墓を持つことができなかったことです。
当時20歳の私は、経済的な事情からお墓を持つ余裕も、本格的なお寺での永代供養を依頼する資金もありませんでした。このような困難の中で出会ったのが「手元供養」という考え方でした。これは遺族が故人を身近に感じられる方法として注目を集めているのです。近年、核家族化の進展とともにお墓離れが加速している中で、現代に即した供養の方法として手元供養が新たな選択肢となっています。
遺骨リングブランドの立ち上げ
この経験を通じて私は、「Rion&Rings」(リオンアンドリングス)という遺骨リングブランドを立ち上げました。これは広島県初の試みであり、私が27歳の時に実現したものです。
このブランドの目的は、ご遺族の方々が故人を想い続ける手助けをすることです。私自身の体験をもとに、心を温めるサービスやリング、そしてアフターケアを提供していく決意を固めました。
リングの納骨方法
私たちのリングは、特別なデザインが施されており、遺骨を納めるくぼみがあります。このくぼみに遺骨を入れた後、リングと同じ材質の蓋でしっかりと閉じます。遺骨を他の材質で固めたりすることはなく、納骨後に残った遺骨は専用の容器に入れ、すべてお返しします。
納骨とお預かり方法
遺骨のお預かりは、以下の3つの方法から選べます:
1.
郵送法: お客様に容器をお送りし、遺骨を郵送していただく方法です。
2.
訪問法: スタッフがご自宅に伺い、直接お預かりする方法です(別途料金がかかります)。
3.
持参法: 直接広島県にある本社までお持ちいただく方法です。
リングのバリエーション
リングのデザインは全4種類あり、地金の選択肢としてはプラチナ、イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールド、シルバーがあり、価格は35,000円から140,000円まで多岐にわたります。また、刻印や誕生石などのオプションもご利用いただけます。
お客様の声
多くのお客様からは、温かいお言葉をいただいています。故人を身近に感じられるリングは、ただの装飾を超えて、心の支えとなっているという声が多く寄せられます。
最後に
私の挑戦は、まだ始まったばかりです。この事業を通じて、少しでも多くの方々に故人を身近に感じ、心の安らぎを得ていただくことを目指しています。私たちのビジョンを共有し、共に歩んでみませんか?
詳しくは
株式会社My Artのホームページをご覧ください。