水素社会の未来を体験する「スイ〜ソROOM」
2025年4月16日(水)、東京都港区にある上島珈琲店青山店にて、Earth hacks株式会社とUCC上島珈琲株式会社が共催する脱炭素関連イベント「水素でスイートな体験を。スイ〜ソROOM」が開催されました。このイベントは、Z世代の学生からのアイデアをもとに、脱炭素社会への意識を高めることを目的としています。
イベントのコンセプト
「スイ〜ソROOM」は、Earth hacksが主催する「デカボチャレンジ2025 Winter」から誕生し、学生たちのアイデアを形にしたものです。脱炭素への関心が高まる中、水素焙煎コーヒーを体験しながら、環境に優しい社会の実現について考える場を提供することを目指しています。主催者であるEarth hacksの代表、関根澄人氏は、「環境の未来を考えることは、学生たちの新しいライフスタイルに直結する」と語っています。
水素焙煎コーヒーとは?
水素焙煎コーヒーは、従来の焙煎方法と異なり、CO₂を排出せずに水素をエネルギー源として利用しています。この新技術は、環境負荷を大幅に低減しつつ、豊かな味わいを引き出すことが可能です。イベント参加者は、この水素焙煎に関する知識を深めることができ、自らの消費行動がどのように環境に影響を与えるかを考える良い機会となりました。
イベントの構成
「スイ〜ソROOM」は、時間帯ごとに異なる体験を提供する3部構成で行われました。
第1部《休息中》 (13:00〜14:15)
静かでリラックスできる空間で、アイマスクを使い各々の時間を楽しみました。挽きたてのコーヒーの香りに包まれ、心を落ち着ける特別な体験が提供されました。
第2部《贅沢中》 (14:45〜16:15)
バリスタが巧みに淹れる水素焙煎コーヒーと共に、美味しいスイーツが振る舞われ、参加者同士の楽しい会話が生まれる場となりました。
第3部《集中》 (17:00〜18:30)
光サイフォンを使った演出や、香り、音を楽しむコーヒーパフォーマンスが行われ、参加者は新しい視点からコーヒーを味わうことができました。
参加者の反応
イベント終了後、参加者からは「普段とは異なる特別なコーヒー体験ができた」といった驚きの声が寄せられました。特に水素に対するイメージがポジティブに変わったことを実感した参加者が多く、アンケート結果では約97%が水素に対して好意的な印象を持ったと回答しています。このことは、水素焙煎が持つ環境保護と美味しさの両立を示しており、さらなる期待が寄せられています。
まとめ
脱炭素社会の実現に向けた重要な一歩を体験させてくれた「スイ〜ソROOM」。学生のアイデアを基にした体験型イベントとして、UCCとEarth hacksの連携により、新たな気づきを得る場となりました。今後もこのような取り組みを通じて、私たちの生活に新しい環境意識を根付かせることが求められています。水素社会への道は、若者たちの手で開かれていくのかもしれません。