エスコ株式会社が新たに発表したラメラエマルジョン技術
最近、美容業界では「ラメラ設計」に基づく化粧品が多く登場し、特にセラミドを活用した商品の人気が高まっています。中でもエスコ株式会社は、化粧品OEMとしての強みを活かし、美肌効果が期待できる新しいラメラエマルジョン技術を発表しました。この技術により、コスト面でも優位性を持たせることに成功したのです。
ラメラエマルジョン技術とは?
ラメラエマルジョン技術は、皮膚の自然構造を模した化粧品の設計手法であり、主にヒト型セラミドを使用することで肌に必要な成分を効果的に供給します。エスコ株式会社は、昨年発表したこの技術により、他社OEM企業との差別化を図り、従来の製品に比べ優れた効果を実証しています。
コスト問題の解決
セラミドを高配合することにはコストがかかるため、特にアトピー性皮膚炎を持つ方々向けの製品開発が難しかった実情があります。エスコはこの課題に対し、アミノセラミドを新たに活用することでコストダウンに成功しました。具体的には、高価なヒト型セラミドの代替として、アミノ酸を基にしたアミノセラミドを用いることで、コストを抑えながら同様の効果を実現したのです。
効果の実証
最近の研究では、この新たなアミノセラミドがヒト型セラミドと同様に、皮膚の水分量を保持し、必要な水分の蒸散を抑える効果が確認されました。特にアトピー性皮膚炎を抱えるユーザーにとっては、効果を期待できる重要な技術となります。コストパフォーマンスの向上により、今後はより多くのアミノセラミドを配合した製品の展開が可能になるでしょう。
展示会情報
エスコ株式会社はこの新技術を12月に開催される第13回化粧品開発展[東京]に出展します。ブースは東京ビッグサイトの東4ホール、小間番号3-36に設けられます。展示会では、技術説明のほか、テクスチャーサンプルや、ラメラ構造を利用した特許クレンジング、無添加化粧品の紹介も行う予定です。この機会に、ぜひ会場に足を運んで新技術を体験してください。
展示会URL: 化粧品開発展
エスコ株式会社の新しいアプローチは、今後の化粧品市場において重要な可能性を秘めていると言えるでしょう。コストを抑えつつも品質を維持し、様々なユーザーに寄り添う製品展開に期待がかかります。