2025年大阪・関西万博に届いたチリのマント『マクン』

2025年大阪・関西万博に到着したチリのマント『マクン』

2025年大阪・関西万博に向けて、チリ貿易振興局（ProChile）は、特別な手織物「マクン：チリのマント」の到着を発表しました。この巨大な織物は242平方メートルもの広さを誇り、多くの人々の手によって丹念に制作されたものです。

チリ館での特別な展示

チリパビリオンの目玉となる「マクン」は、200人以上の織り手が協力して作り上げたインスタレーションで、文化や伝統を世界に発信する重要な役割を果たします。2月14日には大阪市で到着を祝う式典が行われ、チリの駐日大使や其他の関係者が出席しました。

式典で、リカルド・ロハス駐日チリ大使は、「私たちは無事に『マクン』を受け取ることができました。このユニークな作品は大阪・関西万博でのチリパビリオンの中心を担うでしょう」と述べました。

チリの美しい伝統

「マクン」という名称は、マプチェ語で「マント」を意味し、チリの先住民族の織物文化を象徴しています。このプロジェクトは、チリの建築事務所CONSTRUCTOがデザインし、2024年に開催されたコンペで選ばれたものです。伝統的な手織りの布と先進的な木造建築技術が融合し、その美しさと文化的意義を表現しています。

チリ万博でのメッセージ

万博は、持続可能な産業や文化交流を通じて、チリのイノベーションと多様性を発信する場でもあります。チリ館は「いのちを救う」というテーマのエリアに位置し、アジア太平洋地域との関係を深める取り組みや、持続可能性をテーマにした展示を行います。

扉を開けると、来場者に歓迎され、チリの文化や歴史を体験できるチャンスを提供します。さらに、チリ館は2025年4月13日の正式オープンに向けて準備が進められており、訪れる人々がチリの魅力を体感できる場になることを目指しています。

チリと日本の関係

チリは大阪・関西万博への参加を通じて、アジア太平洋地域との結びつきを強化したいと考えています。両国の長年続く友好関係は、貿易においても強固であり、これは両国の経済協力や共通のビジョンを反映しています。

2025年大阪・関西万博は、様々な国が参加する中で、チリがその独自性を際立たせる絶好の機会です。「マクン：チリのマント」とともに、多くの人々にチリの文化と現代技術の結晶を楽しんでもらえることを期待しています。