ハイブリッドワーク時代のオフィス環境実態調査
『すべての企業をウェルビーイング企業にアップグレードする』という理念のもと、株式会社PHONE APPLIが2025年9月9日に実施した調査が注目を集めています。今回はこの調査結果をもとに、オフィス環境のリアルな実態を深掘りしていきます。
調査の背景
近年、ハイブリッドワークが普及し、リモート勤務とオフィス出社を組み合わせる働き方が一般化しています。このような変化の中、オフィスが果たすべき役割や、出社することの意義が再評価されています。これに対し、ワーカーはオフィスに何を求めているのでしょうか? その答えを探るため、この調査が実施されました。
調査結果のハイライト
①出社に対するポジティブな意義
調査に参加した107名の社員に対して、オフィス出社に「意味を感じているか」を尋ねたところ、約8割、具体的には78.5%が「意味を感じている」と答えました。内訳は「とても意味を感じている」が38.3%、「やや意味を感じている」が40.2%となっており、前向きな姿勢がうかがえます。この結果は、ハイブリッドワークが進む中で、オフィス出社が依然として重要であることを示しています。
②設備の問題認識
一方で、オフィスの「設備」に対しては厳しい評価がなされました。71.9%の参加者が「課題がある」と答え、そのうち19.6%は「非常にそう思う」と強い意見を表明しました。この問題は、出社の意義を満たすためにクリアすべき課題ではないでしょうか。
③具体的な課題内容
調査のもう一つの側面では、特に「休憩・リフレッシュスペース」の不足が49.4%と最も多くの回答を得ました。また「Web会議に適した場所の不足」も41.6%と多くの人が感じており、これがオフィスの利用を妨げる要因となっています。
まとめ
このように、オフィス出社の意義を感じているワーカーは多いものの、実際に必要とされる環境整備が追いついていないという現実があります。オフィスが「リフレッシュ」と「集中」を同時に実現できる空間であることで、出社の意味はより高まり、組織全体の効率も改善されるでしょう。これを受けて、企業はオフィスの環境を見直し、浸透させる必要があるといえます。
おわりに
調査結果に基づいたこの分析は、企業や個人の働き方を見直すための貴重なヒントとなるでしょう。皆さんも自社のオフィス環境に対するニーズを再確認し、より良い働き方を模索してはいかがでしょうか。調査レポートは以下のリンクから無料でダウンロード可能です。
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調査概要
- - 調査名称:ハイブリッドワーク時代の『オフィス環境』に関する実態調査レポート
- - 調査日:2025年9月9日
- - 対象:従業員数1,000名以上の企業で週1回以上出社する正社員
- - 有効回答数:107
- - 調査機関:自社調査(委託先:株式会社IDEATECH)
会社概要
株式会社PHONE APPLI
代表取締役社長:大林 春彦
所在地:東京都港区虎ノ門4丁目3番13号
設立:2008年1月
資本金:398,365,710円
サービス:組織コミュニケーションプラットフォームの提供
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