日本製鉄発のスタートアップKAMAMESHIが機械保全技能研修を開講

株式会社KAMAMESHIが新たな研修プログラムを開講

東京都大田区を拠点にした株式会社KAMAMESHIが、2025年度より「機械保全技能士（電気系）2級・3級」取得を目指す実践型研修講座を開始し、受講者の募集を始めました。この研修は、日本鍛造協会と共同で開発されたもので、現場の即戦力となる人材を育成することを目的としています。

研修プログラムの背景

機械保全技能士資格は、製造現場での設備機械の保護や適切な保全作業を行うために必要な技能を認定する国家資格です。この資格の取得は、企業にとって非常に重要であり、保全作業に必要な知識と技能を評価するための基準です。しかし、近年では保全人材が高齢化し、技能が属人化するなどの課題が浮上しています。特に電気系の保全技能を持つ人材が不足しており、ベテラン社員の引退と共にその問題は深刻化しています。

このような状況の中、KAMAMESHIは即戦力となる保全人材の育成を目指し、実技中心の研修プログラムを開発しました。また、デジタル変革（DX）と技能の両面で製造業の現場を支える取り組みを強化しています。

研修の特徴とカリキュラム

研修は、以下の内容を含んでいます：

- 対象資格：機械保全技能士（電気系）2級および3級
- 形式：2日間の集合研修

- 2級：全6回12講座
- 3級：全5回10講座

- 開催場所：機械振興会館（東京都港区）
- 申込締切：2025年5月16日（金）
- 主催：株式会社KAMAMESHI、日本鍛造協会
- 受講料：2級：450,000円（税込）、3級：400,000円（税込）

受講者に対しては、最大45%の助成金制度の利用が可能となる場合があります。詳しい内容は厚生労働省の資料を確認することができます。

講師陣と実践的な指導

講座内容は実務に即した配線実習やPLC（プログラマブルロジックコントローラ）の基本操作、トラブルシューティングに至るまで多岐にわたります。試験対策に限らず、現場での対応力や設備理解を深めることができるよう設計されています。

講師陣には、日本製鉄からの専門的知識を持つ「現代の名工」が揃い、多くの製造業従事者へ実績を持っています。実際に、昨年度の講座では受講生全員が合格を果たす成果を上げました。

申し込みと詳細情報

受講申込書やカリキュラム詳細は、日本鍛造協会のウェブサイトでダウンロードできます。興味のある方はぜひご確認ください。

公式サイト： KAMAMESHI
お問い合わせ：[email protected]

町の製造業振興と技術者育成のため、KAMAMESHIの取り組みがますます期待されることでしょう。