休眠ワードローブの実態
アパレルブランド「SOÉJU」を展開するモデラート株式会社が発表した調査によれば、全国の30〜50代女性の96%がクローゼットに1年以内に着用していない「休眠ワードローブ」を保有していることが明らかになりました。この調査は、彼女たちの衣服管理における苦労と、その背景にある構造的な課題を浮き彫りにするものです。
物価の上昇とともに服の購入を控える動きが見られる中、服の選び方や管理に対するストレスは依然として高い水準にあり、毎日のように「着る服がない」と感じている女性が73.3%にも上ります。このような状況において、クローゼットが抱える「着ない服問題」は深刻です。特に、衣替えや収納不足がもたらす「見えない管理コスト」に対して82.9%の女性が負担を感じており、その結果として「いつか着るかもしれない」と手放せない理由の最上位に挙げられているのです。
着ない服の正体
調査を進める中で、多くの休眠ワードローブの背後には日常生活で使われる機会がない服が多いことがわかりました。女性たちが着なくなった理由として最も多かったのは、体型や年齢の変化(47.8%)、次いでコーディネートがわからない(34.6%)といった意見がありました。特定のイベント用に購入した服が日常で使えないというジレンマも多くの女性に共通しています。
ここで注目されるのは、彼女たちが無駄な消費につながると認識しつつも、着ない服を手放すことができない心の壁。最も多くの女性が「いつか着るだろう」と考えているため、その結果としてクローゼットにはスペースを圧迫する服が溜まり続けるのです。これにより、「選ぶ」「保つ」「探す」「手放す」といった管理コストが目に見えない形で増加しているのです。
解決策としてのプロのスタイリング
調査結果からは、プロの提案を受けることに対するニーズが高まっている一方で、その実際の利用は非常に少ないことがわかりました。実に93.5%の女性が、パーソナルスタイリングやクローゼット診断を受けたことがなく、9割以上の人々が未経験という結果が示しています。これは、手持ちの服を活かすための解決策としてプロのスタイリングがまだ一般的に浸透していないことを意味しています。
新たに服を買い足す前に、まず手持ちの服を有効に活用することが求められています。プロの視点から新たなコーディネートの提案を受けることで、無駄な買い物を避け、より充実した衣服管理が実現できるはずです。
モデラートが取り組む課題解決
モデラートは、常に消費者のニーズに応えるべく、パーソナルスタイリングサービスを展開し、クローゼットの中の「休眠ワードローブ」問題に真正面から向き合っています。具体的な取り組みとして「売らない試着室(SOÉJU Fitting Room)」を設け、買い物ではなく、手持ちの服を日常のスタイルに活かすためのサポートを行っています。
また、少人数制のオフラインセミナー『稼働率100%!夏を楽しむ自分らしいクローゼットの作り方』を開催し、実際に参加者の服を持ち込み、スタイリストがその場でコーディネートする実践的な体験が非常に人気を博しています。このように、モデラートは、現代における衣服管理の課題に対し、積極的に解決策を提供しようとしています。
本調査結果が、休眠ワードローブ問題解決に向けた一助となれば幸いです。