北星ゴム工業、情報セキュリティ対策を強化
富山県黒部市に本社を構える北星ゴム工業株式会社は、法人向けのソフトウェアパッケージを提供する株式会社ハンモックの『AssetView Cloud +』を導入し、情報セキュリティ対策を強化することを発表しました。北星ゴム工業は、施工用途や自動車部品、電子機器分野において多彩な製品を展開しており、1930年からの長い歴史を有します。だが、近年のIT環境の複雑化に伴い、資産管理の煩雑さが課題となっていました。
導入の背景と目的
これまで北星ゴム工業では、各部署が業務の合間にIT資産の管理を行っていたため、情報の把握が漏れてしまうことが多くありました。これがセキュリティリスクや管理意識の低下を招く一因となっていました。さらに、自動車工業会のガイドラインへの対応が迫る中、迅速な対策が求められていました。新設されたDX推進部がその重要性を認識し、効率的かつ正確な資産管理を目指してIT資産管理ツールの選定を行った結果、最適と判断されたのが『AssetView Cloud +』でした。
AssetView Cloud +の特長
『AssetView Cloud +』は、IT資産を「ヒト」を基点に一元的に管理できるクラウドソリューションです。ユーザー情報と端末を紐付けることで、現在どの端末が誰に使用されているかを把握でき、これにより分散された端末の効率的な管理が可能となります。また、クラウド上でネットワーク機器を自動で検知・台帳化できる機能により、把握漏れやインストール漏れを未然に防ぐことができます。
さらに、管理対象外の不正PCが社内ネットワークに接続された場合、即座に検知・遮断し、セキュリティをさらに強固にする一助となります。このような機能によって、北星ゴム工業は情報漏洩のリスクを軽減しながら、自工会ガイドラインに準拠した適正な資産管理を実施することが期待されています。
企業の成長と積極的な取り組み
北星ゴム工業は、従来から「品質・コスト・人材のバランスが重要」という理念を掲げており、高品質な製品の提供を続けてきました。今回の『AssetView Cloud +』の導入も、社員が快適に働ける環境づくりの一環として位置づけられています。新たなIT資産管理は、ただ業務の効率化を図るだけでなく、社員の働きやすさを向上させるための重要なステップでもあります。事実、北星ゴム工業では積極的な採用活動を進め、「良い製品は良い職場環境から生まれる」という信念のもと、安定した成長を続けています。
まとめ
デジタル化が進む現代、企業における情報セキュリティ対策は不可欠です。北星ゴム工業が『AssetView Cloud +』を導入することで、効率的かつ効果的な資産管理が実現され、安全で信頼性の高い業務運営を行うことが期待されます。これは単なる業務改善にとどまらず、企業全体の成長戦略とも言えます。今後の展開にも注目です。