中小企業の未来を支えるM&A
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社が2019年12月23日に新たに発表した書籍『M&Aで創業の志をつなぐ―日本の中小企業オーナーが読む本―』は、地域や業種が異なる中小企業経営者10人の事例を通して、M&Aの重要性を浮き彫りにしています。この書籍は、経営者自身の言葉によって彼らの大きな決断の背景やその後の経過を語りかけており、読み応えのある内容となっています。
書籍の内容
この書籍に登場する経営者たちの中には、そば飲食店やブライダル、保育・教育サービスなど、多岐にわたる業種が含まれています。彼らは自社の継続と成長を模索する中で、M&Aキャピタルパートナーズと協力し、事業継承の選択肢を柔軟に検討しました。この過程を通じて彼らがM&Aへと至る決断を下すまでのリアルな経緯が描かれています。
また、著者の中村悟氏は、元メジャーリーガー斎藤隆氏との対談も収めており、M&Aに関わる際に経営者がまず考えるべき3つの重要な質問をテーマに話が展開されます。このセクションでは、M&A市場の現状や仲介業界のネガティブなイメージについても徹底解説されており、多くの経営者が抱える不安を和らげる内容です。
事業承継の現状とM&Aの選択肢
中小企業庁の試算によると、2025年には多くの経営者が70歳を超え、後継者不在の企業が127万社に達する見込みです。これにより、650万人の雇用と22兆円のGDPが失われる危機が指摘されており、国全体で事業承継の課題に取り組む必要性が高まっています。M&Aはこの問題に対する一つの選択肢として、多くの経営者にとって有効な手段とされています。
日本におけるM&Aの件数はリーマンショック以来増加傾向にあるものの、廃業数も同様に増え続けています。そのため、中小企業経営者におけるM&Aに対する理解が不足しているという現状です。この背景からしても書籍が一助となり、企業が今後の将来を見据えてM&Aを考えるきっかけになることを目的としています。
書籍概要
- - 書名: M&Aで創業の志をつなぐ―日本の中小企業オーナーが読む本―
- - 著者: 中村 悟
- - 発売日: 2019年12月23日
- - 価格: 1,500円(税別)
- - 出版社: 日経BP社
- - ページ数: 206ページ
- - 紹介ページURL: M&Aキャピタルパートナーズ公式サイト
この書籍は、中小企業の経営者にとっての指針となるコンテンツで満ちており、今後の企業経営においてM&Aを考慮する際の重要な一歩を提供します。