マイナビの新ツール
2025-10-09 11:45:11

株式会社マイナビが社内備品共有ツール「マイカリ」を全国展開開始

株式会社マイナビ、社内備品共有ツール「マイカリ」を全国展開



最近、株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区)は、社内備品共有ツール「マイカリ」を全国に広げることを発表しました。2025年10月から、49の支社で導入される予定です。この取り組みは、社内業務における無駄を圧縮し、環境に優しい形で資源を活用することを目指しています。

「マイカリ」の目的と機能



「マイカリ」は、社内で不要な備品を社員同士で共有するためのツールです。これにより、不要になった備品が簡単に次の利用者に渡る仕組みが整えられ、環境負荷の軽減が期待されます。具体的には、社員が持っている文房具やPC周辺機器、電子機器などを必要とする他の社員が自由にリクエストできるようになっています。

このツールは、重複した発注や不要品の廃棄といった課題を解決するために登場しました。社員から「まだ使えるのに捨てるのはもったいない」という声が上がり、そこで発案されたこのプロジェクトはボトムアップ型のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進活動の一環です。

開発プロセスと社内連携



「マイカリ」は、社内の9つの部門の有志が連携して開発されました。業務システム部門や総務部門と協力しながら、社員のニーズに応じた仕様を考慮して設計されました。このように、企画から開発、さらに運用まで一貫して社内で実施したことが、プロジェクトの他にはない特徴です。

2024年8月からは、都内の竹橋本社や新宿、銀座の3拠点で試験導入を行い、すでに100件以上の取引が成立しています。この成功を受けて、全国展開が本格的にスタートします。

「マイカリ」の特長



「マイカリ」にはいくつかの特長があります。

1. 簡単な取引フロー: 取引の出品、注文、発送、納品を一元管理できる仕組みが設計されています。
2. 親しみやすいデザイン: 社員がより身近に感じられるよう、オリジナルキャラクター「やどきゃり」や柔らかいフォントを使ったロゴが採用されています。
3. Microsoft SharePointの活用: 社内のインフラを活用し、簡単にアクセスできるように配慮されています。特別な手続きなしで利用可能です。
4. 完全な内製化: 社外に依存せず、全工程を内製で行っています。このことが、高い運用効率を生んでいます。

実際の取引例



実際に「マイカリ」を通じて出品された備品の例には、文房具(クリアファイル、ペンなど)、PC周辺機器(マウス、ヘッドフォンなど)、電子機器(デジカメやスピーカーなど)、ビジネス書などが含まれます。

今後の展望



プロジェクトリーダーである野地淳貴氏は、「『マイカリ』は社内の声を起点に、持続可能な文化を根づかせることを目指している」とコメントしています。引越しや異動の際に発生する無駄を減らし、環境に配慮した社会への一歩を進めることがこの取り組みの目的です。

「マイカリ」が一人一人の社員の意識改革を促し、資源の共有文化を当たり前にするようになることが期待されています。得られた学びを次の取り組みにも生かし、より良い未来を築いていく所存です。

「マイカリ」によって、全社が一体となってサステナビリティを推進していく姿勢が、今後のビジネス界においても一つの指標となることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社マイナビ
住所
東京都千代田区一ツ橋1丁目一番一号パレスサイドビル
電話番号
03-6267-4155

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